僕は彼が大好きでした。

彼の歌声、その鳴らすギターや生き方、発言ひとつひとつが、心の底から大好きでした。

昨日、彼が亡くなったことを知りました。

当然、人はいつか亡くなるものだし、
生き続けていればその先に死ぬことが待っているのだから、当たり前のことだし、残されたものは、納得しなきゃやってられないことなのだけど。

もう彼の新しい音楽を聴くことが出来ないんだなぁー。

と思うと残念で仕方がないのです。


2013年10月27日、肝臓移植の合併症により死去。

享年71歳。


今日はそんな彼を想い、
追悼の意を込めて書かせて頂きます。

Lou Reed(ルーリード)です。
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僕が彼の音楽に初めて触れたのは、15歳ぐらいだったと思います。

その頃、僕は以前に書かせてもらった「suede」というバンドに心酔していて、その流れから、David BowieとかT-REXとか、むさぶるようにイギリスのグラムロックバンドを聴きあさっていたときです。

僕はDavid Bowieのアルバム「Hunky Dory」や「Ziggy Stardust」が大好きで、その中で鳴らされるギターの虜になっていきました。

ギターを弾いていたのは、ミック・ロンソンというギタリスト。
残念ながら彼は46歳という若さで、この世を去っているのですが。

そんなデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンの二人が参加しているという作品があると知りました。

ルーリードの音楽に初めて触れたのはこのときです。


それが、「Transformer(トランスフォーマー)」というアルバム。
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そこで鳴らされていた音は、あー、デヴィッドボウイだ。というぐらいにボウイ節で、あー、ミックロンソンだ。というぐらいにミックギターで、煌びやかで美しいグラムロックだったのだけれど。

僕の第一印象は、彼の歌声はボウイやsuedeのブレッドのポップさと艶のある声とは違い、どこか陰を感じさせる影のある歌声をしていて。
その気だるさの中にある強い芯のようなものを感じたのです。
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ルーリードにハマった僕は、次に「Berlin(ベルリン)」という作品に触れます。
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後にルーリードの作品の中で、僕が最も好きな作品になるこのアルバムは、当時聴いた僕には、全くもって受け付けませんでした。

トランスフォーマーは、彼の作品の中で最も商業的に売れた作品でもあることから分かるように、とてもポップで聴きやすかったのだけど。

ベルリンはどこまでも暗く、どこまでも憂鬱なアルバムかつ内省的で。

同じ人が作ったとは信じられないぐらいに、まるで違う世界がそこにはありました。

僕が最初に受けた陰のあるイメージは、あながち間違いではなかったと感じたものです。

それから、ルーリードの作品を買うのを辞めてしまったのだけど。

それから何年か経った高校生のときに、僕はルーリードと衝撃的な再会をします。

「The Velvet Underground」です。
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通称、ヴェルベッツ。

もう僕のブログを読んでくれている人なら、お分かりの通り。笑

僕が今でも全く色褪せることなく、最も好きなアルバムのひとつであるヴェルベッツのファースト。

恥ずかしながら、有名すぎる話だけど
。笑

そのときに初めて、ヴェルベッツのフロントマンが、ルーリードだと知ったのです。

彼はヴェルベッツを経て、ソロとして活動していたのです。


退廃的で気だるい歌声に、文学的で人間の奥底に潜む内省的な歌詞。

それなのに音はどこか優しさに満ちていて、まるで全て分かっているかのように包み込むような心地よい気持ちにさせてくれる。

僕はこのアルバムが今でも大好きなのです。

ルーリードの世界観に再びハマった僕は、ヴェルベッツも含め、また彼の作品を聴きあさります。


そのとき、当時、全く受け付けなかったベルリンも聴き直すのですが、やっぱりどこか自分には合わなくて。

けれど。

それから、そのまま何年か経って。

20歳ぐらいになった頃の話。


ライブハウスでリハが終わり、会場前の誰もいない客席の後方の椅子に腰をかけて、アンプを通さずにギターをペチペチと鳴らしていてに流れていた曲に耳を傾ける。

あー、ルーリードの曲だー。
ベルリンの曲だよなー。
久々に聴いたなー。

と思ってたら、何故だか聴いている内に信じられないぐらいに、その歌が胸に浸透して、感動してしまったのです。

そのときの感性にドンピシャだったのか、成長して感じ方が変わったのかは分からないけど。

心の奥底を鷲掴みにされたのです。
「Sad Song」という歌。

それから、またベルリンを聴き直した僕は当時、全く受け付けなかったはずなのに、再度聴き直してもダメだったのに。

アルバムを通して、全て全霊で吸収するぐらいに、その曲たちに心を持っていかれたのです。


そんな忘れられない僕のベルリンとルーリードの思い出。
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スラスラと書いていたのだけど、予想以上に長くなってしまって、結局こんな時間のブログ更新になってしまいました。笑


トランスフォーマーから、
彼の最も有名な代表曲2曲を。

ワイルド・サイドを歩け - Walk on the Wild Side / Lou Reed

見れなかったらこちらから。



Perfect Day / Lou Reed

見れなかったらこちらから。



ベルリンから忘れられない曲。

Sad Song / Lou Reed

見れなかったらこちらから。


ヴェルベッツファーストから。

僕は待ち人 - I'm Waiting for the Man / Velvet Underground and Nico

見れなかったらこちらから。



毛皮のヴィーナス - Venus in Furs / Velvet Underground and Nico

見れなかったらこちらから。


そして再度。

10月27日は日曜日でした。
追悼の意を込めて。

Sunday Morning / Velvet Underground and Nico

見れなかったらこちらから。



ルーリードは数々の名言を残していて。

その中でもこんな素敵な言葉を。

「未だにEからAの、ロックンロールのコード進行がピタッと決まった時は異常なほどの快感を覚える。
その上にメロディをかぶせるのって、ほんと素敵だと思わないか?
そして歌詞にも何らかの実体があって、しかもあのコード進行並みに、シンプルでエレガントだとしたら、実に素晴らしいとは思わないか?」


素晴らしいと思います◎

そんなわけで、昨日からEからAのコード進行を奥深く考えております。笑




R.I.P.Lou Reed





















☆過去の音楽コラム☆

◎邦楽
•くるり
•アナログフィッシュ
•堂本剛 (ex.ENDLICHERI☆ENDLICHERI .etc)
• ELLEGARDEN(ex. the HIATUS)
•Syrup16g (PART2)
•東京事変(ex.椎名林檎)
•THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
•Blankey Jet City
•Syrup16g

◎洋楽
•The Beatles
•Fiona Apple
•Manic Street Preachers
•John Frusciante(ex.Red Hot Chili Peppers)
•The Verve
•MUSE
•suede
•RADIOHEAD


◎番外編
•心を紡ぐ隠れた名曲たち。
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