こだわりの強い子供たち(発達障害の気質を持つ子供たち)の中には、コミュニケーションが苦手に見える子が少なくありません😅
その背景には、「他者との距離感」を感覚的に理解するのが難しいという特性があります。


距離感は「暗黙のルール」

距離感とは数値化できない「曖昧なルール」で成り立っています。
例えば…
・LINEは一日に何回送ればいいのか?
・会話はどれくらいの距離で話せば自然か?
・「なんで?」は何回まで聞いてよいのか?

こうしたことは誰も教えてくれませんし、明確に決まっていません。
そのため、こだわりの強い子供たちにとってはとても理解しにくい部分なのです。

教育現場でも「暗黙のルールの理解が難しい」という点は、社会性の課題としてよく取り上げられています。


学校生活で起こりやすいこと
・面白いと思ったことを何十回もLINEしてしまい、相手から嫌がられる😥
・話すときに顔が近すぎたり、声のボリュームと距離が合っていない😥
・興味のある話題では相手を遮って「なんで?なんで?」と繰り返してしまう😥

こうした行動は悪気があるわけではないのですが、集団生活では「ルールを守れない子」と誤解されてしまうことがあります。


ストレートすぎる表現

例えば放課後に「みんなでタピオカ飲みに行かない?」と誘われたとき、
「タピオカ嫌いだから行かない‼️」
とストレートに断ってしまうことも。

素直な答えですが、相手の気持ちを想像できないため、結果として誘われなくなってしまうこともあります。


本当はとても素直な子供たち

一番つらいのは、本人が「なぜ嫌われたのか」わからないまま関係がこじれてしまうことです。
でもこれは決して性格の問題ではなく、気質の表れです。

実際、悪いことをしたと感じれば素直に謝れる子が多いのです。
つまり「相手を傷つけよう」としているのではなく、ただ思ったことをそのまま言ってしまうだけなんです。


大人の理解が橋渡しになる

教育的に最も大切なのは、大人の理解と支援です☝️🌱
子供本人の努力だけでは解決できない部分があるため、親や先生が間に入り「その子の特性」を周囲に伝えることが重要です。

こうした「橋渡し役」がいることで、子供自身も周囲の子供たちもお互いを理解しやすくなり、人間関係のトラブルを減らすことができます。


自分の「説明書」を作る

私は子供たちに、社会に出る前に「自分の説明書」を作らせています✍️
・どんな場面で困りやすいのか
・どうすればうまくいくのか
・周囲に理解してほしいこと

これを頭の中で整理するだけでなく、言葉にして残すのです。
教育現場ではこれを「自己理解」と呼び、ソーシャルスキルトレーニング(SST)の一環としてもよく活用されます。


想定できれば「安心」に変わる

困りごとを事前に想定し、「自分なりのルール」を持っていれば、日常生活や仕事の場面でも落ち着いて行動できます🙂✨
逆に準備がないと、学生時代と同じ失敗を繰り返し、「自分は必要とされていないのかも…」と落ち込んでしまうリスクもあります。


家庭と学校でできること

だからこそ、まずはお父さんお母さん、そして学校の先生がその子の気質を理解し、受け入れることが大切です。
一緒に「自分の説明書」を作ることは、子供の将来に大きな安心感を与えます🌈

それではまた😃👍



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