東京都内で囲碁にゆかりのある街を歩くとき、私はよく「やまぴーとの思い出」を思い返す。
かつて東京駅八重洲の地下街には、「いずみ囲碁ジャパン」という碁会所があった。
広くて綺麗で、アクセスも抜群。
3番出口のすぐ近くにあり、私たちはそこをよく利用していたものだ。
(残念ながら、今は再開発によって当時の面影はまったくないのだが。)
やまぴーが主催する13時の囲碁会。
その前に、私は決まって地下街のセブンイレブンへ飲み物を買いに行っていた。
そこで彼とばったり遭遇することがよくあった。
「みんな考えることは同じか」
なんて思っていたけれど、今にして思えば、あのセブンイレブンで会うのはいつも決まってやまぴーだった気がする。
(なお、そのセブンイレブンだけは今も当時の姿のまま残っている。)
彼に出くわすと、決まってこう声をかけてくれた。
「お疲れー」
この絶妙にフランクな「お疲れー」は、彼特有の挨拶だった。
仕事場ならまだしも、プライベートの付き合いでこの言葉はあまり聞かない。
「私は仕事仲間なのかな?」と一瞬頭をよぎる。
けれど、一緒にワークショップを運営していた間柄だ。
あながちその感覚も間違っていないのかもしれない。