ふたつめは鳴きと手組の問題です。早速みてみましょう。
体感ですけど、8m切った形から門前でテンパイするのはかなりしんどい気がします。愚形2個と両面1個、受け入れがかなり狭い感じがします。
そんなわけで、この順目から喰いタン目指して、老頭牌絡みのターツは崩していったほうが得だと思います。(逆に老頭牌絡みのメンツ、ターツが2つ以上あれば、喰いタンは見ないほうがよいです。役牌重なりを待ったり、チートイ狙ったりもしますが、まあ大抵は後手引いてオリです。)
と話が長くなりましたが、ここは1pを切るところだと思います。1p暗刻化の受け入れがなくなりますがマンズの柔軟度が大きいので、この選択が正しいと思います。その直後…
5pを鳴くべきでしょうか。
ひとまず気づくのは、鳴くと愚形ばかり残るということです。愚形が残ることはすなわち、受け入れが少ないことなので、上がりが遠くなる気がします。しかしこの手の場合は、234567mが入ればマンズの形が劇的に改善しますし、2345678sが入るとソーズも鳴きを絡めて1メンツできそうです。こうした一手変わり好形のターツは恐れずに残し、鳴いて手を進めたほうがよいです。
ここで鳴くデメリットは、リーチ権の放棄と守備力の低下です。しかしこの手は愚形ばかりですので、先制リーチできる確率はせいぜい1〜2割ぐらいだと思います。8〜9割は先制されるか、鳴きテンをとるかになるので、とっとと鳴いてしまえ…が私の感覚です。また守備力の低下ですが、7センチぐらいならベタオリすれば放銃するのとはまずないです(7センチ、4センチからのベタオリは別途記事を書きたいですね…)。
ということで、5pチーしてすぐ後。
以上、例によって、死ぬほど長くなりましたが、この局はマンズやソーズの手替わりを期待して、さっさと老頭牌を払って5pのリャンチー。ラッキー5sチーも含め、6巡目両面赤1テンパイ、が適切な手順だと思います。
では結果を見てみましょう。
しかし、いかがでしょうか。
あの人の謎の両面チー、からの運だけゴットーツモの裏には、こんな手順があったのではないでしょうか??
また明日も麻雀のこと書きます。
宜しくお願いします。






