#1 壁をすり抜ける妖怪 | 新宿ピン東で勝つ麻雀ブログ

新宿ピン東で勝つ麻雀ブログ

そろそろピン東引退なので、戦術忘れないように書き残すブログです。

わたしはアラサーサラリーマン
仕事終わりに新宿ピン東に通うのが日課でした。
しかし既婚であり妊活中のためピン東が遠ざかっています。
というのも新宿のピン東はいずれも喫煙可能な雀荘であり
副流煙は精子に深刻なダメージを与えるからです

せっかく覚えたピン東の戦術を、このブログに残します。何切る一問一答形式で、ピン東の戦術の考え方を明らかにしていきます。



ではまず、ひとつめ…




下家のリーチにどう対応するか、ということです。まずリーチに振りたくないという気持ちから、876mに目がいくと思います。(というか、私は目が行きます)
しかし876mの出来メンツを壊してはテンパイが遠そうなので嫌です。次点は2mでしょうか?2mなら2枚切れですので、5mを先切りしてカン2mに受けることはないでしょう。しかも残った1mは三枚壁の外側です。

…その先の思考が、分岐点かと思います。

1mは三枚壁の外側ですが、14mと1mシャボが残っているため、安易に安全牌扱いしない方が良いです。ピン東では、この手の牌ーーやや安全に見えるが、良くて8〜9割ぐらいしか通らないだろう牌ーーを切って刺さった時のメンタルへのダメージが計り知れません。ピン東は短くても10ゲームぐらいは打つものですから、オリ打ちでメンタルが崩れて、後半5ゲームでもキレ打ちすれば、余裕で収支マイナスになるのです。



だから、ここで21mを切りソーズで1メンツ作って上がりきるイメージを、最もありえない手順として切り捨てる必要があります。ここでは2678mを切ってベタオリするか、ひとまずゼンツするか、選ばないとなりません。



ベタオリかゼンツかはルールで分かれそうなところですが、私の通っていたピン東は連対有利※でしたので、押し有利です。
※2着と3着の差が7万点分、3着と4着の差が4万点分

幸いにしてこの局面は、45678p全て危険牌という場況です。ソーズが極めて危険だと言い切れないことも重要な参考情報です。ここはゼンツの一手でしょう。
あとは6sと2sの比較です。69s待ちは多分ない※※ので、2sも6sも危険度にさして差はありません。ドラは重なれば高くなるので、6sを切ります。そして…
※※下家が8s切ったとき、69sがかなり薄くなっている為、先に788sから69s待ちに固定したとは考えにくい。




くうぅ…3mが一瞬早い…
しかし3mは悪くなさそうな待ちです。2sが通るのかは全くわかりませんが、1m8pが依然危険なのでスンナリ回る手順がありません。とするとひとまず2sは押すのが経験的に得です。リーチするかどうかはカンなしなら実は微妙だと思いますが、この場面はツモられればまずラス落ちですし、裏乗ればピン東はチップフィーバーなので鉄リーチです。

以上、死ぬほど長くなりましたが、私なりに隙間なく読み尽くした最善の手順は、11巡目2s切りペン3mリーチな訳です。
では結果を見てみましょう。


お、惜しい…惜しすぎる…次でマンツーツモトップでした…
しかしいかがでしょうか。
1mは当たりでしたし、8s切りは7s対子固定。意外とズバリじゃないですか?なんか、最善ぽくないですか??

でも結果負けてるんですよね。
そんな正解と敗着の狭間のビミョーな何切るを乗せていくので読後感は最悪だと思いますが応援してください。
※ここまで「麻雀」というワード一度も使ってない…