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冷たい夜
扉の外は大量の雨
たった一枚の玄関の扉
硝子窓を叩きつける雨


たとえ外には冷たい雨が音をたてて降っていても
壁で囲まれただけ
天井に遮られているだけ
それだけなのに
濡れずに
凍えずに
眠っていられる
それだけのことなのに
あるとないでは全く違う
たった一層の囲い
それだけが違うだけなのに

本当は
家はあってあたりまえのものではない
家も
人の命も関係性も
あってあたりまえのものじゃない

それらの継続は
失いたくないという意志をもって成立している

in 2000s, in my late thirties