新年初です。
もう機能していないと思っていたウィスコンシンの在宅ホスピス についてのブログにコメントしてくださった方もいて、今更ながら近日中にお返事しますので、興味がある方はのぞいてくださいね。
今年もよろしくお願いします
先々週から、訪問看護の認定看護師 になるためにお勉強中の学生さん2人が、私たちのステーションに実習にいらっしゃっています。認定看護師というのは、日本看護協会(看護職の団体)の認定審査に合格した、特定の分野のスペシャリストの看護師です看護職でも知らない方もいると思いますが、3年前(今、3期生が実習中)より訪問看護の分野もできたんですよ。
学生さんと言っても、スペシャリストになろうとしているくらいだからベテランさん。具体的な内容は、また書いていきたいと思います。
前置きが長くなりましたが、今日のテーマは”第三世代”
それも”訪問看護の””第三世代”です。
この表現を私自身、先日雑誌で初めて見ましたが、
「”第一世代”は、訪問看護が制度として創設される前後に
活躍した訪問看護師」
「”第二世代”は、介護保険制度が始まった前後。
『医療』の部分を確立させて
介護との違いを明確にした」
そして
「”第三世代”は、これからの時代に活躍する訪問看護師。
訪問看護を理論化し、
在宅医療を充実させることを期待される」
らしいです。
(Community Care Jan.2008 Vol.10/No.01日本看護協会出版 P11~27に特集があります)
「どこからどこまで第○世代だ」とかは分かりにくいし、「理論化」も訪問看護に限らず看護全般に言えるのではないかという意見に私は賛成ですが、歴史的な流れとして面白い見方だと思います
現代は、看護に限らず社会全般に説明責任が求められている。
そんな社会の中で、自分たちの仕事を整理し、何をしているかを「説明する力」はなくてはならないものでしょう。
「看護師って何をするの?」
「訪問看護師ってどんな仕事なの?」
という質問に、どう答えるのか。
これは利用者さん(患者さん)に対してもそうだし、世間一般、そして同業者に対しても、です。
抽象的になりましたが、この第三世代を担っていくのが今ステーションにいらっしゃっている将来の認定看護師さんだったり、地域看護専門看護師(専門看護師については、また今度)だったりするのだろうなぁと頼もしい思いで、彼女たちの実習中、一緒に学ばせていただいています。
そして、私もそのうちその一端に参加できたら、と今は考えています
そのためにも、今年は利用者さん1人1人を大切にすると同時に、もっと外にも目を向けていきたいものです!