少し前のことになるが、夏休みに妻の実家に帰った。本州の西端の小さな町だ。すぐ裏が波の静かな入り江で、砂浜が広がっている。海水浴場の設備もあるから、真夏の週末は家族連れが車でやってきて、のんびり浅瀬で水遊びしている。少し先には小さな漁港もある。家の前はお宮の森で、(せみ)の声がうるさいくらいだ。周囲には低い山が連なり、青田に風が吹き通る。魚も野菜もおいしい。都会から行くと、心の束縛がすっと解かれるようで、これ以上ない贅沢(ぜいたく)だ。こんなところで育った妻がうらやましい。

 だが、ご多分にもれず過疎化の波は激しい。そもそも交通が不便で、昼時など2時間に1本しか列車が止まらない。それで大きな市の中心に出るのに1時間半。東京あたりから行くとなると、一日がかりだ。手近なところに仕事もないから、若者は去り、中学が廃校となり、保育園が閉鎖された。残された小学校も風前の(ともしび)だ。平成の大合併で大きな市に吸収されたが、よくなった形跡はない。

 残されるのは老人ばかりで、それでも住む人がいるうちはいいが、次第に廃屋と空き地が目立つようになってきた。他人事ではなく、妻の実家も義母が亡くなってから、相続した妻と僕が帰れるのは年に1回程度。後は、少し離れた所に住む義姉が時々掃除に来てくれるが、それ以外の時は空き家になっている。もう少しここにいられたら、といつも言いながら、それはちょっと実現が難しく、後ろめたい。多少でも交通が便利になってくれれば、というのは言い訳めいた繰り言かもしれない。

 お墓をどうするかも深刻な問題だ。義父母の墓は風雨に(さら)されてだいぶ傷んでいる。それを建て直したとして、その後を誰かに託さなければならない。僕たち自身は子供もいないし、お墓はなくていいと思っている。自然葬も必ずしもすべてよいことばかりではないが、それに近い形をもう少し検討してみなければならない。ご近所の人も、後まで墓を残しても子供たちに負担になるだけだからと、永代供養墓に入ることに決めたそうだ。だんだんそういう選択が増えてくるのも仕方ないことだろう。死ねばご先祖様のお墓に入るという既成のコースが崩壊し、それぞれ自分たちで死後のことも考えて選ばなければならない。

 そんな状況の中で、お寺も大変そうだ。都会に(くら)べて信心深いから、檀家(だんか)はそれなりにしっかりしているが、若い人たちが都会に出てしまえば、だんだん縁も薄くなる。檀家頼みの葬式仏教だけでは、お寺はどんどん経営が厳しくなっている。あるお寺は、廃屋を使って老人たちのデイケアを始めた。そこから老人や障害者のグループホームに発展させたいという。もともとお寺は村落の文化センターであり、福祉センターでもあったのだから、そういう形で地域に根差した活動は、地域の活性化と同時に、お寺が生き残っていく道でもあるだろう。

 檀家制度と葬式仏教の崩壊で、遠からずお寺の大リストラが起こるだろうと予想されている。かなり前から過疎地域のお寺は、住職が兼業しなければやっていけなくなっている。お寺の後継者難も深刻で、無人のお寺も増えているという。都会は都会で、お寺と縁のない人が多くなり、これも大変だ。世は仏教ブームや仏像ブームだが、それが直ちにお寺の隆盛に結びつくわけではない。本当に仏教が人々を救うことができるのか、その根本のところに立ち返ることができなければ、所詮(しょせん)淘汰(とうた)されていくしかないのだ。

(すえき・ふみひこ 仏教学者)




やはり、そうなんだ・・・・

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おもしろニュースとして
 フランス南西部にあるSarpourenx村の村長が、

住民約260人に対し、

墓地が満杯でこれ以上埋葬するスペースがないため、もしも死んだら罰を与えると通達した。

村役場に掲示された条例は「墓地に区画を保有していないのに埋葬を希望するすべての住民は、

教区内で死亡することを禁じる」としており、「違反者は厳しく罰せられる」という。


出典:ロイター

死んだ人間にどうやって罰を与えるのだろうと少し可笑しく見てました。


どないせーっちゅーねん!!

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人間の死後について
国や宗教により考え方が大きく違うようです。



たとえば
インドでは庶民の多くはお墓を作らず、先祖崇拝もしないといわれる。
アメリカなどでは多くの人が墓は作りはするが、家の墓という概念がほとんどなく、二、三代下ってしまえば孫がおじいちゃん、おばあちゃんのお墓の場所さえ知らないということは珍しくない。ということです。
その点、日本人は無宗教といいながら、死後にもなんらかのかたちで自分の存在が残ると考える人が多く、さらに先祖崇拝の思考が強く、かなりの人が先祖代々のお墓に対して思い入れを持っている。

出典:生きているうちに決め手おく寺・墓・葬式 より

また、日本では<家の墓>という意味合いが多きいため
死んでもまた、家族と一緒に住むという考え方がある。

墓=死後に住む家 という図式になっている。
それゆえに何処の墓に入るのかということが感情的に
大きな問題になってくるのです。



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君たちの時間は限られている。


だから他の誰かの人生を生きて


時間を無駄にしてはいけない。


定説にとらわれてはいけない。


それは他の人たちの考え方の結果と生きていくということだ。


その他大勢の意見という雑音に、


自分の内なる声を溺れさせてはいけない。


最も大事なことは、


自分の心に、


自分の直感についていく勇気を持つことだ。


心や直感はすでに、あなたが本当になりたいものを知っている。


それ以外は二の次だ。


ーステューブ・ジョブズ

スタンフォード大学演説よりー

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葬儀料金、透明化の動き イオンが手応え

1月24日18時19分配信 産経新聞

 不明朗な状態が続いてきた葬儀の料金を透明化する動きが加速している。大手流通のイオンが葬儀ビジネスへの本格参入にあわせて透明な料金体系を導入したところ、割安な料金設定もあって利用者が順調に増えている。利用者の節約志向も料金透明化の追い風になっているようだ。

 イオンは平成21年9月、同社が定めたサービスの提供に同意した葬儀業者と連携し、イオンが一括して利用者からの依頼を受け付け、業者を紹介する新事業をスタートさせた。大がかりな宣伝はしていないが、コールセンターを開設した同年9月から現在までに2000件を超える問い合わせや依頼があり、「手応えを感じている」という。

 イオンの葬儀事業の最大の特徴は、透明な料金体系だ。祭壇設営費、ひつぎ代、生花、遺影写真、納骨容器などの価格をそれぞれ明文化し、その組み合わせによって29万8000円から148万円まで6つのプランを用意した。同時にプランに含まれていない返礼品、食事代、火葬料、搬送費用、マイクロバス費用を含めた葬儀全体の総額の見積書も提示し、料金の透明化を後押ししている。

 葬儀費用は平成19年の全国平均で182万4000円。類似の条件でイオンが請け負った場合、寺院費用を除いて平均で100万7千円に収まるという。

 また、急な出費となるケースが多い葬儀の特性から、イオンカードの会員を対象に葬儀用の特別枠を設け、カードで支払いできる仕組みも取り入れた。利用しやすい環境を整えることで、シェア10%にあたる年間10万件の葬儀の取り扱いを目指している。

 料金の透明化を9年前の創業時から掲げ、九州や首都圏を中心に「家族葬のファミーユ」として葬儀事業を展開するエポック・ジャパン(東京都港区)の高見信光社長は「想定していたより浸透に時間がかかったが、葬儀業界でも『価格』はキーワードになっている。透明化は葬儀業者が最低限やらなくてはならないことだ」と話す。

 葬儀業界では利用者の節約志向を受けて参列者を絞った葬儀や、遺体を安置所から直接火葬場に運び、火葬場で読経を受ける「直葬」も増加している。料金透明化の動きは、消費者の低価格志向とともに今後も広がりそうだ。

より抜粋

良い傾向だとも思います。
しかし、まだまだ
改善の余地あり

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陸の上を歩くことがどういう事かを魚に説明することが出来るでしょうか?


たぶん、何千年説明しても説明しきれないでしょう。


でも、一日歩いてみればたちまち全てがわかるはずです。



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愚かなことをいう者があっても、


しまいまで聴いてやらねばならない。


でなければ、聴くに値することを言う者が遠慮するからだ。



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