昨年の夏、ヒルサイドフォーラムで開かれた「エスパッソ・ポルトガル空間」を観に

行きました。

ポルトガルの装飾タイル、アズレージョの日本人アーティストの作品を見るため

です。


中世から作られてきているアズレージョは、当初はイスラムの影響を受けた

幾何学や草文模様がメインでしたが、その後風景や人物を描いたものが多く

普及されるようになりました。


ポルトガルでは、教会や修道院、住宅、公園や駅など公共スペースでたくさん

見られます。

当地で日常に根付いている装飾・デザイン文化という感じでしょうか。


ギャラリーでは現代の2人の日本人作家の作品が見られました。

先ずは石井春氏の作品。氏は90年代にポルトガルに渡り、現地でアズレージョ

制作をしていました(現在は京都在住)。



上写真の作品は、14×14のタイルを57点使用したものです。


大作もありました。こちらは14×14のタイルを310点(!)と変形タイルを50点使用

したもの。上記の作品をよりスケールアップさせたという感じです。

色彩が美しいのもさることながら、L字のすき間があるのがユニークです♪



こちらは後ろから見たところです。いえ、こちらが表かもしれません(笑)


石井氏の代表的な作品は、京都駅の地下街ポルタや京都水族館で見ることが

できます。

ポルタには行ったことがあり、群青色の柱を見て美しい!と目を引いたのですが、

作家の作品とは知りませんでした。後日このような事で知ることになるとは、

写真を撮っておけばよかった・・と思っている次第です(^_^;)



次は白須純氏の作品を。氏は都内の工房で制作しています。


会場内の様子です。新奇ではなく、伝統的なアズレージョを現代的なセンスで

表現したという感じです。




写真右手にある花瓶と花です。




圧巻だったのはこちら。

「Boarding」という98×294cmもの作品です☆



何か物語性のある絵ですね。青の濃淡が奥行きを作ってかつ幻想的な雰囲気を

かもしだしています。




氏の作品は東京メトロ日本橋駅で見ることができます(私はまだ未見)。

またポルトガルのPalmela駅では3種ものそれは美しい大型壁画が見られます。

リスボン郊外にある駅でアクセスがあまり良くないですが、足を運んでみたい

ですね~。


ポルトガルでは他にリスボンのメトロ各駅、ポルトの一部駅では、現代作家の

アズレージョの作品が多く見られるのです♪


この展覧会で上記の事を知り、一気にポルトガルに行ってみたくなりました。