Material book of the broadcast -5ページ目

Material book of the broadcast

来て下さった皆々様!まずは一言「有難うございます」を・・・
声劇用台本置き場で、使っていきたいです。幾つか書けるのなら・・・

ははっ

よろしこお願いし申すm(_ _)m

あっ 
https://twitter.com/dadada160 で連絡取れます
こんなんですいません



A:ティア ♂or♀ ロボット 
B:ルイン ♂or♀ 人間 


アイ:戦闘用ロボット
イノリ:少女


* A:ティア は台本が進むに連れて感情を出していくイメージで、書きました。そのように進めていくとやりやすいと思います。
  B:ルイン は13~15歳のイメージです。


  アドリブOKです。楽しくやっちゃってください。
  同じ役が連なっているセリフがあります。
  語りが多いです

  口調変更おk
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

B「彼女は、鉄機材が瓦解した渦のコクーンに横たわっている。彼女を起こすは僕の役目… 白銀の空洞管を潜り、足元にまとわり付くブラックコードを蹴散らして、オレンジが明滅する電飾を横目に、僕は彼女のもとへと進む。彼女が目を覚ますまで、あと2分と48秒」



B「コクーン ドール」



A「人間はロボットを生み出した。ロボット学の歴史の中に進化と呼べる程の進歩はない。


だが、ある時。人間の脳と同じ電子パルスを模したAIを、一体の介護用ロボットに搭載した。その結果、性能は爆発的に飛躍した。その中で一番驚く点が、感情を生み出したことである。


研究者達は自身達の成果に驚愕し歓喜し、それと同時に、胸中を掠めた恐怖からは目を逸らした。
そこから先の人類の行動は素早い。AI端末が、情報共有できるネットワークフィールドを作成し、個と個の繋がりではなく、ロボット全体が一つの脳となるようにした。
原点は今から200年前、そこから人類文明の滅亡は始まっていた。では、人間は何故滅んだか」


B「ちょっとまって! その先も僕知ってるよ」


A「ここから先はまだ話してないはずだが?」


B「もう! ティアが眠ってる間、どれだけ僕に時間があると思ってるの? あそこに散らかった本を、食らいつくように勉強しているんだから」


A「それは素晴らしいことだ。知識は君の世界を豊かにする。しかし、一つ間違っていることがある。私の正式名称は『NWF:AI12943UM』である」


B「そんな長いの覚えられないよ。ティアの体が涙の色をしてるからティア!」


A「…まぁいい。ではルイン、この先はどうなった」


B「簡単だよ、歴史は繰り返される。新しい玩具を手に入れた人間たちは、AIを搭載した兵器を使って戦争を起こすんだ」



A「その通り、この戦争で破壊を目的とするロボットが生まれた」


B「その後、道具として使われる存在を不満に思ったロボット達が、人間に成り代わった。人類はせめてもの報いとして、ネットワークフィールドを破壊。けれど、これが原因となってロボットに個性が生まれたんだ」



A「なる程、よく勉強している。私が眠っている間は、ずっと勉強をしているの?」


B「まさか!? サプリメントを食べて、使えそうな部品を探して、後は…ティアにイタズラして!」


A「あまりに酷いと怒る」


B「ティアは怒らないよ、怒るって言っているだけ。はぁ、僕もロボットに生まれてきたかった…」


A「何故だ?」


B「僕がロボットなら、僕のバッテリーを分けられるし、ティアと同じ時間に目覚めるように設定しておけば、感覚的にはずっと一緒にいられる」


A「なる程、しかし長時間起動し続けられるが…その分エネルギーを消耗してしまう」


B「いいよ!? 僕はティアと一緒に居たいんだ。そんなことしたらすぐ動けなくなっちゃうよ」


A「…そうか」


B「そんなに落ち込まないでよ」


A「落ち込んではいない。私は感情に疎いのだから」


B「フフ、ティアはティアが思ってるよりロボットぽくないよ」


A「そう、か? 私の用途はコミュニケーションを必要としないのだが…」


B「ん? じゃあティアはなんのために作られたの?」


A「戦争兵器だ」


B「兵器? でもデータで見る資料には、兵器っていうのは箱型だったり、飛行機だったり、形が全然違うよ?」


A「それは、国家が経費と性能の折り合いを、考慮して制作してるからだ。私を作ったのは民間企業だ。でなければ、人型の様な非効率的な兵器は作らない」


B「そうか、だからこんなに綺麗なんだね」


A「そうか…」


B「うん」


A「……」


B「どうしたの?」


A「君の存在定義を如何に識別しているのか思考している」


B「?」


A「私は君を拾った。その行動は私の個性が生み出した気まぐれだと理解している」


B「うん」


A「では何故、君をまだ処理していない」


B「処理?」


A「定期演算では、君と行動を共にすることは非効率的と回答を出している。ならばなぜ私は…」


B「ティアは僕を排除したいって思ってる」


A「思っていない」


B「でしょ。その命題に答えを出すなら…僕とティアは家族だと思っているから?」


A「家族」


B「うん。大切な存在」


A「………わからない」


B「…そう」


A「…すまない、時間だ。私は眠る」


B「おやすみ、ティア」


A「おやすm……」


B「……………」



A(M)「私とルインが一日に話せるのは3分間だけ。エネルギーを節約し、充電をし続ければ、ルインが一人で生きていけるように成るまでは保てる計算だ。私は人間について考察していた。機械と人間とでは所有する感情が違う。機械の持つ感情は人間の真似事でしかない、基本的に全て合理的なのだ。私がルインを育成する理由は、人間の感情『愛』を知るために最も効率的な方法だと考えたからだ」


B(M)「僕は赤ん坊の頃彼女に拾われた。彼女は大切な家族、文字や喋り方を教わって、歴史も教わって、悲しみも知った。だけど、ティアは自分がいなくなっても僕は悲しまないと思ってる。ティア、君がいなくなったら僕は寂しいよ。彼女のブレイカーが落ちるその時を、僕はこの網膜に焼き付けなければならない。」



A「…というわけだ」


B「ねぇ、ティアは寝てる間に映像とか音楽とか聞こえないの?」


A「…夢か? 残念だが、私は見聞きしたことはないな」


B「そっか。もしそうなら、その話を聞いてあげられるのにね」


A「それは、私が人間にならないと無理な話だ」


B「ん? そういえば、そんな絵本がメモリーボックスにあったような…」


A「それは『ピノキオの冒険』だろう。私はあんなに性能が低くないぞ」


B「じゃあ、僕がピノキオをやるよ。それで魔法使いがやってきたら、涙色の体をしたロボットにしてもらおう」


A「ルイン。君は何故そこまでしてロボットになりたがる?」


B「だって、そうすればティアとずっと一緒にいられる。前にも話したじゃないか」


A「……」


B「ティア、僕は君がいなくなったら寂しいよ」


A「ルイン、それはできない。私の電源はいずれ落ちる。機動エネルギーを作り出す機能は、私には無いんだ」


B「…そっか」


A「あぁ、ほら!ルイン。今日は一体何してたんだい?」


B「ん? え~と、今日は西のエリアで部品を探してたよ」


A「! ルイン、あのエリアは危険だからあまり近付くなと言ったろう」


B「うん、すごかった。落ちてる破片は全部真っ黒だし、空気は淀んでるし、おまけに戦闘兵器がそこらじゅうにウヨウヨ! とっても面白かったよ」


A「……はぁ。たくましくなった」


B「あぁ。そういえばルインみたいなロボットが、鉄屑の丘の上に一人いたよ」


A「それは… 同機型だ。人間を制圧するために、ロボットが作り出したロボットだよ。私を元に作られている」


B「へぇ、じゃあ兄弟みたいなもんか」


A「まぁ、私の方が戦闘機能は高いがな」


B「ふ~ん、人間が作り出したのに…すごいね」


A「そうだろう! 私の武器は『ST:O2ANW』とっいてな、水素と炭素を使用した科学技術なのだg…あぁ、すまない。時間だ」


B「ははは。うん、おやすみ。ティア」


A「ああ、おやすみ」



A(M)「会話の途中で時間が来てしまった。また機会があれば話してやろう。…ルインは私と共に生きることを望む。寂しいと言う。私は、私は…寂しいが分からない。そんな葛藤が胸の中で渦をまいてる時だった…」



A「………ルイン? ルイン!!」


B「…ティア。ティア! ちょっとこっちに来て!」


A「よかった、機械に襲われたわけじゃ…」


B「見て! 見てティア! これ道に落ちてたんだ。で、拾ったんだ! まだ動くようだったから。もしからティアのバッテリーと合うかも知れない」


A「あ…」


B「この子、まるで僕みたいだ」


A「…ルイン。この子は、君が初めて会ったことになる、人間だ」


B(M)「僕が拾ってきたのは人間だった。名前は、小さな声で『イノリ』と呟いた。歳は僕と同じくらい、性別はメス、深緑色の瞳と銀色の髪。でも髪はティアのほうが綺麗かな。彼女はどうやら、この前ティアと話していたロボットと出会ったらしく、怪我をしていた」


A(M)「ルインが少女を拾ってきた。それからというもの、ルインは彼女と彼女の周りのことばかり話すようになった。イノリの携帯端末で人間の街を見たときのルインは、今までにないくらい上機嫌だった。私は、私が居なくなってからの話し相手ができたと安心した。…したと思う。ただ、私にしか言わなかった『家族』という言葉をイノリに向けて言ったとき、…何故だか悲しくなった」


B「…でさ、人間たちは、機材の瓦礫で外壁を作って、家を建てるんだって。」


A「…そうか」


B「街には僕やイノリ以外にも、いっぱい人間が居るんだって。ティアも一緒に人間の街に行こうよ」


A「私は人間じゃないよ。ロボットは人間の街に行けない」


B「ティア。人間だのロボットだのという以前に、ティアはティアなんだよ」


A「……」


B「ティアは、ティアのままでいい。僕はありのままのティアが好きなんだ。街の人達も、きっとティアの素敵なところを分かってくれるよ」


A「…ありがとう。だが…いや。 ルイン、今日は何していたの?」


B「いつもと同じ。あぁ、イノリの話を聞いていたよ。ほら、この間のロボットの」


A「同機型のか?」


B「そう! それ。そいつに名前をつけてた」


A「名前?」


B「うん。この前兄弟だって聞いたからね。名前を付けてあげないとって思ってたんだ」


A「そうか。それで名前は決まったの?」


B「うん。イノリが襲われたとき、肩のところにアルファベットの『I』が見えたから、名前はアイ」


A「フフ、ルインは…何というか。単純だな」


B「失礼な! それに名前を考えたのは僕じゃなくてイノリだよ」


A「イノリ?」


B「うん」


A「…そう、か」


B「うん?」


A「…すまない、時間だ。私は眠る」


B「うん、おやすみ」


A「おやすみ」



A(M)「イノリが来てから、私の感情プログラムは可笑しくなっていく 『面白くない』『面白くない』とアラームを出す。ルインは、ロボットを相手にするより 人と話した方が、楽しいに決まっている。ポリエステルでできた髪より、緑色のくせっ毛の方が可愛らしいと 感じるはずだ。イノリを見ていると、私の中にどんどんバグが生じて行くようだった」


B(M)「ある日、僕はティアと喧嘩した。理由は僕がバッテリーパーツを探しに遠出をして、いつもの時間に一分ほど遅刻してしまったからだ」


A「何で私が起きたときに、そばにいてくれないの?」


B「たった一分待たせただけじゃないか」


A「たった一分? 私には三分間しかないのよ!?」


B「その三分のために、僕がどれほど…!」


B「……ごめん。僕が悪かった」


A「ごめんなさい」


A(M)「ルインは優しく私を抱きしめてくれた。そして、私の中の焦燥と願いが狂わせた演算器が、一つの答えを導き出した… その日私は一時間早く目覚めた。そして、右手から破壊するための光があたりを照らし出す。平常時の私なら、故障でもしない限りその回答のは行き着かなかったと思う。だけど、…ただただ、寂しかった」


B(M)「僕がティアの所に着いた時には、彼女はいなかった。…彼女は、バッテリーが切れて西のエリアで横たわっていた。その白い髪を垂らして、まるでコクーンの中で眠るように」



 間



A「…ん?」


B「起きた、ティア。調子はどう?」


A「………何で、私は起動しているの」


B「君に合うバッテリーが、ようやく見つかったからさ」


A「ここは…?」


B「人間の街。ティアもムチャクチャするね。型が同じってだけで、合うのかも分からないアイのバッテリーを奪いに行くなんて」


A「…そうするしかなかったんだ。君はイノリと話しているときのほうが楽しそうだった。私の電源はいずれ切れる、そしたら…そしたら君は私を忘れるかも知れない。そう考えると、ひどく寂しかった」


B「…これから、ずっと一緒だよ」


A「もし、私が人間だったら、ここで涙が出せるのにな」


B「関係ないよ。ティアはティアだ」


A(微笑む)


B「…ティア、君は前に『自分は感情に疎い』と言っていたんだよ」


A「フフ、私も随分人間らしくなった」


B「本当だよ。そうじゃなかった西のエリアなんかで倒れてないよ。ティアをここまで運ぶのに、あのエリア丸ごと奪い取る羽目になったんだから」


A「え! そういえば、ルイン顔つきが大人びた?」


B「当たり前だろ。十年も経ったんだから… 待たせてごめん」


A「私には一瞬だったよ」


B「ティア、君は僕の大切な家族だ」


A「私はあなたの家族」


B「おかえり、ティア」


A「ただいま、ルイン」

end