昨日(3/20)の相場まとめ

3月20日(金)の米国市場は全面安となりました。 The Motley Fool

指数 終値 変化
S&P 500 6,506.48 −1.51%
ナスダック 21,647.61 −2.01%
ダウ 45,577.47 −0.96%
ラッセル2000 2,438.45 −2.26%
VIX(恐怖指数) 26.78 +11.31%
原油(WTI) $98.09 +2.66%
$4,492.00 −2.47%

なぜ動いたか

中東情勢の悪化と原油価格の急騰が売りを主導しました。イラクが全油田に不可抗力を宣言したとの報道が相場の重しとなり、ペンタゴンが同地域への海兵隊追加派遣を準備中との情報も嫌気されました。FRBは今週の会合で金利を3.50〜3.75%に据え置き、ダウとナスダックは4ヶ月ぶりの安値圏に沈みました。 TRADING ECONOMICS

主な上昇・下落銘柄:

ダウ構成銘柄ではHoneywell(−3.28%)、Nvidia(−3.17%)、Boeing(−3.00%)が大きく売られました。一方、Verizon(+1.29%)、Visa(+0.66%)、Goldman Sachs(+0.63%)は上昇しました。 TRADING ECONOMICS


金はなぜ下がったか

「有事の金」のはずが、今回は逆の動きになりました。

FRBのパウエル議長が近い将来の利下げを否定し、2026年の利下げ見通しを1回に絞り込んだことが引き金となりました。イランとの紛争が原油価格を押し上げ、インフレ懸念が高まったことでFRBは高金利を維持せざるを得ない状況になっています。金利を生まない金は、高金利・ドル高の環境では売られやすくなります。また2025年に65%という大幅上昇を経験した投資家による利益確定売りも重なりました。 Yahoo Finance

アナリストはこの下落を「短期的な流動性と市場のレバレッジによるもので、金の長期的な役割の変化ではない」と評しています。 CNBC


プロはどう見ているか

J.P.モルガンの2026年金価格目標は$6,300、ドイツ銀行は$6,000と、いずれもイランの緊張激化前に設定された数値ですが、両行とも目標を据え置いています。「$5,000を割り込まない限り、これは強気相場の中の調整局面だ」との見方が示されています。 One News Page

Bank of Americaのアナリスト、Paulina Strzelinska氏は「イラン戦争によるエネルギーショックがリセッションを引き起こす可能性は低い」と指摘。「成長期待は改善しており、企業収益はプラス、インフレは今のところ低下傾向にある」と述べています。 Bloomberg

一方、Macquarie証券は「FRBの次の動きは利上げになる可能性がある」とし、その時期を2027年上半期と見ています。 Zacks


来週の注目ポイント

3月23日以降、米国の製造業・サービス業PMI(3月分)、新規失業保険申請件数などの発表が予定されており、これらのデータが相場の方向性を左右する可能性があります。 Charles Schwab


本記事は公開情報をもとにした情報提供が目的です。投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。