ちょっと考えさせられるニュース記事があり、
ツイッターで見つけたコメントも含めて
紹介します。
近代五種競技とは
1人の選手が1日の間に、フェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃、ラン)というそれぞれに全く異質な5種類の競技に挑戦する、万能性を競う複合競技。
「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれます。
オリンピックの正式競技となったのは1912年ストックホルム大会から。1952年ヘルシンキ大会から1992年バルセロナ大会までは個人の他、団体種目も実施されていました。2000年シドニー大会からは女子種目が加わっています。
当初は1日に1種目、計5日間にわたって競技が行われましたが、1996年アトランタ大会から1日ですべての種目を行うようになりました。
1日1種目、計5日間にわたって行われていたころは、「王族・貴族のスポーツ」とも言われるような優雅さもありましたが、5種類を1日で行うようになると一転、心身ともに限界まで追い込まれる、まさに万能性が問われる競技となりました。
何が起きたのか
馬術では、選手たちは馬に乗って障害物をジャンプしながらコースを周ります。
ドイツ代表アニカ・シュロイ選手が騎乗した馬のセントボニーはいくつかの障害物を乗り越えず、セントボニーの扱いに苦労したシュロイ選手は競技中に涙を見せる場面もあった。
そして、シュロイ選手の求めに応じないセントボニーを、ドイツチームのコーチ、キム・ライスナー氏が握り拳で叩いているところが、テレビカメラに撮影されており、その行動が「オリンピックを含む全ての近代五種競技の試合に適用される競技規則に反していると確認した」と東京オリンピックの出場資格を剥奪された
というニュース記事です。
そして、ルールへの批判が起きた
オリンピック近代五種の馬術で使われるのは、選手たちが自ら選んだ馬ではなく、騎乗する馬は試合前に無作為で選ばれ、選手と馬が信頼関係を築くために使える時間は20分のみであるという。
2016年のリオ大会では4位だったシュロイ選手。東京大会では馬術前の競技までは1位だったものの、馬術でポイント0となり、最終的に18位に終わった。
馬に対する暴力的な扱いに批判が高まった一方で、シュロイ選手がセントボニーを操るのに苦戦して大きく順位を落とした後、試合直前に馬を無作為に選ぶ規則は厳しすぎるのではないか、という声もSNSなどに投稿された。
問題提議はここからです
上記の表立った情報だけでは
言う事を聞かない馬を殴ったドイツのコーチが資格はく奪
↓
ドイツの選手は馬をコントロールできずに、ポイント0となり、1位から18位へ落ちる
↓
駄馬が悪い。馬を選べないルールが悪い←今ここ
となっている訳ですが、それを踏まえた上で、下記添付の内容を(ちょっと長いですが)じっくり読んでいただきたいのです。
訓練された馬と、そもそも馬を理解してない選手とコーチ
これ、どっちが悪いですかね?
個人的には明らかに馬を理解していない選手とコーチだと思います。
ドイツの選手だけでなく、その前に同じ馬を使ったロシアの選手もね。
『手綱を引く』→ 制止の意味
『鞭でたたく』→ 行けの意味
真逆の支持を同時に出してどうするおつもり?
そもそも本来の馬術では手綱は引くものではなく、控えるものと教えるそうです。
この内容を読んで、
競技中、パニックになったのは馬だけではなく、ロシアの選手もドイツの選手もコーチもパニックになったのでしょう。そして、その中で唯一それでも仕事をこなそうと努力していたのはセントボニーだけだったということ
なんだと理解しました。
馬は太古の昔からの人間の友なのに、
その相手を思いやれないなんて、悲しいなぁ・・・と思った出来事でした。
もっと言えば
相手のことをよく見て(ストレスを持っていないかとか)
(持っていたなら)「大丈夫だよ」と安心させて
相手を信頼し、任せるところは任せるという
その二人三脚のハーモニーが奏でられるようであったなら
シュロイ選手もメダルを取れたのに。
貸与馬だからって、メダルを取るための道具としてしか見てなかったからこそ
起きるべくして起きた出来事かな。
これはオリンピックの競技中での出来事ですが
添付の内容に書かれていることは、わんことの意思疎通の場面でも言えることだと思いました。人がパニックになって、真反対の支持を同時に出したりしないよう
氣を付けなくてはいけませんね。
2021年05月30日生まれ → ブラックイエロー♂1 詳しくはこちら
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