去年はファンタジーファンにとって、大ショックな年でした。

宮崎駿が映画にしたので一躍メジャーになった「ハウルの動く城」の作者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズがお亡くなりになったのです。

私が彼女のお話に初めて触れたのは、ハウルではなくて「九年目の魔法」というお話でした。
「指輪物語」のトールキンに師事した彼女のお話は、子供向けのものがとても多くて図書館では児童書コーナーを賑わしていますが、実は大人が読まなきゃいけない主題があちこちに散りばめられています。
どうしてこんなことになっちゃったんだろう?
どうしたらもっとよい世界になるだろう?
そういう、大人が諦めてしまった諸々の事たちを、子供―というよりは大人になっていない存在―が、頑張って頑張って解いていきます。

こう書くとね、マジメな話に見えちゃうでしょ?

ここにダイアナにしかできない魔法がかかるとね、とてつもなく破天荒でユカイツーカイな世界が出来上がり世にもびっくりな、おもちゃ箱をひっくり返した、息をもつかせぬ怒涛の展開があなたをまちかまえてます

ページをめくる手を止められない体験が出来ますよなんたって、本気で先が読めないから

あともうちょっとで読み終わる、というところで、主人公たちが月にぶっ飛んでいっちゃったときの私の衝撃を、ぜひアナタにも体験してほしい
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ダークホルムの闇の君
訳した浅羽莢子さんも大好きです。映像にしやすい日本語だと思います。


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その続編、グリフィンの年
さて、なぜグリフィンが出てくるんでしょう?

ダイアナワールドにどーっぷり浸っちゃってくださいねー