遊友出版株式会社
女三の宮
朱雀院の第三皇女でのち源氏の正妻になる
株式会社枻（えい）出版社
第34帖
若菜＜上＞
「場面」
満開の桜の六条院で貴公子達の蹴鞠（けまり）を
見ていた女三の宮
御簾（みす）の向こうから飛び出して来た猫の仕業で
御簾の向こうにいる女三の宮を垣間見てしまう柏木
それ以降柏木はますます女三の宮への思いを募らせていきます
正月には源氏四十の賀（40歳）が行われる
その時玉鬘が源氏に若葉を差し出した時の歌
「源氏」 小松原末のよはひに惹かれてや
野辺の若葉も年をつむべき
この若々しいこの小松原に引かれて
野辺の若菜も歳を積むことでしょう
「みーんな歳をとるんだぞー」ってこと？？？
ちょっとっ勉強不足です・・・・
出家することになっていた朱雀院は娘の女三の宮を
源氏の降嫁にしょうとします
源氏は「内親王」という地位欲しさに結婚を承諾します
2月には女三の宮を正妻として迎え
紫の上は悲しみに耐えながら婚儀の準備をします
又 明石の君は懐妊し翌年 皇子を産みます 名は匂の宮
（光源氏39～41歳 明石の君18歳 匂の宮0歳）
紫の上可哀そう・・・・
いっぱい源氏に尽くしたのに・・・・
第35帖
若菜＜下＞
「場面」
柏木は女三の宮の姿を見るきっかけになった
逃げだした宮の猫を手に入れ
なんとか女三の宮の気を引こうとします
しかし彼女は源氏の正妻です
そのうち柏木は朱雀院の第2皇女の落葉の宮と結婚しますが
女三の宮を諦めきれず 源氏が不在の時に密通し
女三の宮を懐妊させてしまいます
「柏木」 おきて行く空も知らぬ明けぐれに
いづくの露のかかる袖ない
目覚めても帰る先のわからない明け暮れだけど
どうしてか泣けてくる
「女三の宮」 明け暮れの空にうき身は消えななん
夢なりけりと見てもやむべく
明け暮れの空に我が身は消えてしまいたい
夢だと思いたいですわ
（光源氏41～47歳）
一線越えちゃったね 柏木君
こりゃ源氏に知れたら大変だぞ
それに女三の宮と妻の落葉の宮を傷つけることになってしまって
第36帖
柏木
「場面」
女三の宮を懐妊させてしまった柏木は源氏に発覚する
恐れと罪の呵責から重い病になってしまいます
次第に衰弱していく柏木は女三の宮へ手紙を送ります
「柏木」 今はとて燃えん煙も結ほほれ
絶えぬ思ひのなほや残らん
貴女への想いが残っているから私を荼毘にふす
煙も空にも上らないでくすぶるのだろう
「女三の宮」 立ち添ひて消えやしなまし
うきことを思い乱るる煙にくらべに
私だって煙になって消えたいです
思い悩む辛さなら負けません
「柏木」 行くへなき空の煙となりぬとも
思ふあたりを立ち離れじ
行先のない空の煙になったとしても
私は貴女のそばを離れはしない
女三の宮は柏木との間に出来た息子 薫を出産しますが
罪の恐ろしさに出家します
柏木は事後 妻である落葉の宮を夕霧に託してこの世を去り
後を託された夕霧は落葉の宮に同情がいつしか
恋心に変わっていたのでした
（光源氏48歳）
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源氏物語はいよいよ佳境です
せっかく面白いところなのに
文字の色が変わらない所ももあるし・・・（悲）
源氏物語のダイジェスト版だけど
もの凄い爆音の脳鳴りで感想文すら書けない
私の脳鳴りも悪化していってます
せめて源氏物語だけは終わらせたい
中途半端ですがアップします
今日のおまけ
箱入り息子