この世で生きるとは、

肉体でこの世を味わう

ということ。

心や頭じゃなくて。


美しい景色や、愛する人の笑顔を見る 眼

美味しい香りや、愛する人の匂いを嗅ぐ 鼻

感動する美味しいものを食べたり、
愛する人と心を通わす言葉を発する  口

日常の何気ない癒しの音を聞いたり
愛する人の声や足音を聞く 耳

立つ、歩く、走る、身体を支え
愛する人に会いに行ける 足

痒いところを掻いたり、心を表したり
愛する人を抱き締められる  手



風を感じたり、温度を感じたり

愛を感じる  皮膚



【第三の脳】
~皮膚から考える命、こころ、世界~
の著者、傳田光洋さんは、
皮膚も脳である
と言っています。

人間の身体が出来てゆく過程を考えても、
脳と表皮は生まれは同じですから、納得なのですが、それだけでなく、
脳にすらないと思われる環境因子のセンサー機能が次々と発見され、皮膚は情報を認識し処理する能力に置いて神経系、消化器系に勝るとも劣らぬ潜在能力を持っている
と、説明されています。

皮膚を第三の脳と位置づけることで、新しい生命観が生まれることが期待されます。
ともおっしゃっていますが、

まさに皮膚から考える生命観を、セラピストとしても、個人的な経験からも、感じていた私にとって、

自他の研究成果を総括し、
それだけにとどまらず考察の範囲を広げ、
様々な角度で皮膚科学の立場から書かれているこの本を改めて読んで

私の経験で感じていた点と点が繋がりました。



初めて読んだときには、理解出来なかったことが、
今回の腑に落ちた。



今回、養成講座の内容をまとめるにあたって、
色んな本を改めて出してきて読んでいますが、

シャンタンさんが言ってくれた
「この世は肉体で味わうからね~」

この世で生きるとは、身体で味わうこと

この意味が深く深く入っていきます。


自分の思考を変える努力をしたり、
自分の感情と戦ったり、

苦しい思いをしている人は、

身体で感じることに意識を向けてみてください。


愛する人と、家族と、ペットと、ハグ💞

背中を撫でたり、
握手をしたり、
肩をもんだり、

出来る人は、マッサージしてあげたり。

相手がいなくても、いても、
自分を抱きしめてあげる。
自分を自分で
撫でてあげて、よしよし、してあげてね。


ほとんどの人が
不安や緊張が強い。

力を抜くことが、出来なくなっている。

皮膚を通じて、
肉体から緩めて、心も緩める。



肉体で味わうこの世を、

緊張ではなく、
緩み、愛で、

生きられたらいいなぁ、と思う。