気が付けば7年目 | ザックの『押してもダメなら弾いてみな!』
あ(゚∀゚)

と言う間に月日は経ち年を越えもう梅雨の季節。
バイオリンを始めて7年目を迎えてしまった。
一旦ブログを書かなくなるとつい書かない癖がついてしまう。今のうちにこれまでの経過をまとめておこう。

前回の日記は昨年11月の発表会まで。
この時はヴィヴァルディのバイオリンソナタをソロで弾いた。

おりからの練習不足で弾ききるのに不安があったのだが、それはばっちり的中して一番気にしていたところでやっぱりとっちらかってしまった。
自信のない楽章は弾かないという選択もありだ。

だが弾ききれなかったのはとりあえず構わない。練習不足と納得できるから。
気になったのは音色の方。
この発表会から更に一年ほど前にタイスの瞑想曲を弾いたが、それとあまり代わり映えしない出来だった。
音量はだいぶ大きく出せるようになったけど、何だか曲と言うか音符を並べて再生しただけと言うか、棒読み感あふれる演奏だ。

そういえばこの時期のレッスンでは先生をして僕の演奏の出来栄えを
「ほら、あれ、小学生ぐらいの子が学校で喋る『センセイ、ミナサン、オハヨウゴザイマス』みたいな感じ。(・∀・)」と評していたな。
自分で聞いてみると、
「ああ('A`)」と思わず納得してしまう、この微妙な「言ってる意味はわからない事はないが、たどたどしいと言うか、こなれてないよね」感。

今回の発表会の頃はボウイングのコツを掴めた気がしていたのと、もう6年練習してるからそろそろ上達を実感出来ても良いんじゃないかという思いがあっただけに、この仕上がりに対してガッカリ感が半端ではなかった。
発表会後はしばらくテンションが上がらずバイオリンケースを開けることもなくゴロゴロしていた。
正直、地味に「ざせつ」の「ざ」の2画目あたりまで脳裏に浮かんでいた。


しかし結局3日ほどゴロゴロした後、練習を再開しそのまま今に至ったのだった。
やっぱり性に合ってるのかもしれない。バイオリン。

そして昨年末から現在に至って練習中の課題はシュラディックとカイザーが中心だ。
カイザー1巻からはまず1番の課題。これがやばい。
これまでのフリマリーなどの教本に比べるとカイザーはとりあえず一つの課題が長い。長いがとりあえず弾けないことはない難易度ではある。
だが、この1番の課題。いたる所にフォルテ、ピアノ、(デ)クレッシェンドの指示がついておりそれらを全て指示通りに弾くとなると一気に難易度が上昇する。
指摘が入ると、

・初っ端のフォルテと終盤のフォルテの強さが違う。終盤は疲れたのかかなり弱い。
・ダウン→アップと弓を返すとクレッシェンドなのに後のアップの方が音が小さい。
・ボウイングにくせがあり、弾き始めは音が弱く、弓の中ほどに来て強くなり、弓の終わりにはまた弱くなる。そのため(デ)クレッシェンドさせる音の変化が直線的ではない。

などが挙げられる。
今まで『だいたいこれぐらいろう』的感覚で弾いてきたところが問題点として浮かび上がってきた。
これを改善していくのに必要なのは、自分の中で音に対する確たるイメージを作ること。
「これが俺のフォルテ!何小節弾いても常にこの強さで!」
「8音でピアノからフォルテへ強くするから、1音あたりこれだけ強くする!」
という具合に、じぶんが出したい音とそのために必要なボウイングがどんなものかイメージするのだ。
この課題で「きっちり演奏指示の通りに弾く」事が出来るようになるのが目標だ。
やってみると力のかけ具合がなかなか難しかったが、なんとか
「(演奏指示に従って)やろうとしてる事はどうにか伝わるレベル。」(・∀・)
には到達できたようで何とか合格。

そして、課題に合格できた事は嬉しいがそれ以上に手応えを感じた事がある。
ボウイングを徹底的に注目した結果、これまで弓が弦に食い込まず上っ面を滑って音がかすれる事が多かったのだが、弓を滑らせず確実に弦をとらえる力加減を把握できたようだ。
今ならどの弦でもどんなハイポジションでもきっちり鳴らせる手応えがある!(°∀°)

7年目を迎え、もうちょい上手くなれそうだ。


→ to be continued