「あ、先生!」
「おーっ!久しぶりだね!
今、仕事何してるん?」
「僕、大工してます」
「へー、そうなん?ずっと続けてるん?」
「はい」
「凄いね〜!頑張って!」
などと話して別れました。
で、翌日。
高校当時の彼を知っている先生と話していると、あることを思い出しました。
少しやんちゃだった彼。
あることで、注意を受けることがありました。その時、私がこんな質問をしました。
「将来、どんな仕事に就きたいの?」
「まだ何にも決まってません」
「じゃ、君の得意なことは?」
「う~ん。何が得意かな〜。あ、でも、こないだ犬小屋を作りました」
「それは凄いっ!なかなか作れるもんじゃないよ。将来、物を作る仕事も良いかもね」
その後、彼は数学がかなり苦手だったにも関わらず建築の専門学生に進学し、勉強に悪戦苦闘しながらも専門学生を卒業。そして、ちゃんと大工になってずっと続けているというのです。
あの時の会話が一つのきっかけになったのかもしれないと思うと、背筋が伸びる思いです。
改めて教師として、一人一人の生徒にいい加減に関わってはダメだと再認識させられた出来事となりました。
