【列伝-37】アトランティス伝説 | 列伝~人類の歴史を彩る儚い軌跡~

列伝~人類の歴史を彩る儚い軌跡~

様々な理由から歴史に名を残した人物を、主観を交えながらご紹介します。簡単な紹介程度ですので、詳しく知りたい方はご自分でお調べ下さい。
歴史に興味を抱くことは、人間に興味を抱くことと同意語である。

プラトン(紀元前427年~347年)/ギリシャ
アトランティスの謎を残した偉大なる哲学者
プラトンは貴族の息子として生まれ、若い頃は政治家を志していたが、やがて政治に幻滅し、ソクラテスの門人として哲学と対話術を学んだ。
紀元前387年、アテナイ郊外に学園アカデメイアを設立した。
アカデメイアでは天文学、生物学、数学、政治学、哲学などが教えられた。
そこでは対話が重んじられ、教師と生徒の問答によって教育が行われた。
プラトンの現存する著作はすべて対話編という方式を取っており、一部の例外を除けば師のソクラテスを主要な語り手としている。
一般にプラトンの哲学はイデア論を中心にして展開されるといわれる。
生成変化する物質界の背後には、永遠普遍のイデアという理想的な雛型があり、イデアこそが真の実在であるとした。 不完全である人間の感覚ではイデアを捉えることができず、理性によってのみ捉えることができるとした。
そのプラトンが残した最大の謎が世界的によく知られた、アトランティスである。
著書『クリティアス』と『ティマイオス』の中に登場することで広く知られている。そこに書かれたアトランティスとは一種の理想郷。
資源に恵まれ、10人の王によって治められ、高い文化を誇っていたアトランティス大陸だったが、一夜にして海の藻屑と消えた。という内容であった。
このアトランティスの信憑性を巡り、様々な説が存在している。
アトランティスはどこにあったのか?
本当に存在していたのか?
もしも存在していたのなら、人類史を初めから書き換えねばならないほどの大事件である。
アトランティスはヘラクレスの柱の向こう側にあるらしい…


アトランティス大陸