フジテレビショックという言葉があります。
最近の話ではありませんので、
その手の話を求めて来た方は申し訳ありません。
フジテレビショックとは、2006年にフジテレビが
格闘技イベントPRIDEの放送を打ち切ったことを指します。
PRIDEといえば当時の格闘技ブームをけん引する存在であり
フジテレビ大晦日の定番でもありました。
一体なぜそんな人気コンテンツを打ち切ったのか。
これがまた今のフジテレビショックにも通じるのですが
週刊紙の報道がキッカケでした。
その時は文春砲ならぬ現代砲。
週刊現代が「PRIDEは反社とつながりがある」と報じ、
事態を重く見たフジテレビは放送の打ち切りを決定。
地上波を失ったPRIDEは縮小し、やがて海外団体に吸収されて消滅します。
この現代砲の舞台は2003年の大晦日。
恐らく格闘技ファンならずとも印象深い日です。
日テレ、TBS、フジテレビの3局が同時に
別々の格闘技イベントを中継した日。
特にTBSの「曙vsボブ・サップ」が大きな注目を集め、
瞬間最高視聴率で紅白を民放が初めて上回った日です。
そんな記念すべき日が、格闘技ブームを終わらせる日となってしまいました。
一体この時、何が起きていたのか?を追ったのがこの本です。
すみません。前置きが長くなりすぎました。
非常に興味深く読ませていただきました。
これは当時を知る格闘技ファンはみんな読むべきではないでしょうか。
一ファンでしかない私でさえも
この年の無茶な雰囲気は感じていましたし
何度も「?」が浮かんでいました。
あの時の記憶がよみがえりつつ解消されていき
(無論この本がすべて真実とも限りませんが)かなりスッキリしました。
一例を出すと猪木さんの「一番高い山」発言。
2002年まで、大晦日格闘技といえばTBSで
猪木プロデュースの大会を放送していました。
ところが2003年に入り猪木さんが「今年の大晦日は一番高い山(=フジテレビ)で放送する」と宣言。
しかしフタを開けてみると、猪木プロデュースの大会は日テレでの放送でした。
フジでもなくTBSでもなく、
あの発言は何だったんだ?と記憶の片隅で
くすぶっていましたが。
それが色んな事情、大人の綱引きの元にそうなったということが書かれています。
あとは、こういったドキュメンタリーを読むと
記憶の彼方にあった予期せぬツボを押されるようなことがあります。
曙vsサップの主役の一人であるボブ・サップ選手。
2002年に格闘技デビューして、日本で国民的スターとして大ブレイクしましたが、その渦中で某コンビニで「ボブサップ弁当」とか出してたなと。
某コンビニは橋本真也選手の「破壊王弁当」を皮切りに
猪木の納豆そばとか色々やってたんですが
ボブサップ弁当は完全に忘れてました。
この本が無ければ一生思い出さなかったかもしれません。
私事ですが破壊王弁当と猪木企画の時には
その某コンビニでバイトしていたので、
ついでにその時の記憶がよみがえりました。
特に破壊王弁当の記憶はいつか書こうと思いつつ
まとまらずお蔵入りしているので、どうにか形にしたいですね。
今年の7/11(破壊王の命日)に間に合えばと思います。
閑話休題。話が逸れすぎたのでまとめますが
当時からの格闘技ファンにとっては非常に興味深い内容ですし、記憶を掘り返すキッカケとしても最高の一冊です。
格闘技ファンでなくても、当時K-1とPRIDEを
見ていたレベルなら刺さるかもしれません。
谷川貞治さん、榊原信行さん、石井館長。
この三人が全員分かるなら楽しめると思います。
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以上です。読んでいただきありがとうございました。





