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古都と呼ばれるルアンパバーン。

深い山間に、街がひっそりと生存しているようである。

ここの街並みは、世界遺産にも登録されている。


その言葉に期待させられすぎてか、実際にこの街を見て

「あれ?これが?」

が正直な話である。

そんな街をぶらりと散歩してみても特に見るものが無い。

うーん、微妙。。。




夜にはナイトマーケットに行ってみた。

そこにあるナイトマーケットは、今まで見たナイトマーケットの中でも

特殊で異様なものに見えた。

本来活気があって、うるさいはずのものが、そこには無い。

静かなのである。

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その場にあるのは、静寂の湿気を帯びた重い空気と煌々と光り輝く店先の照明の光。

あとはその沈黙の空間を突き破るかのように行き交う観光客だけである。




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早朝には、仏教徒の坊主が毎朝托鉢していて、それ目当ての観光客が

まだ朝靄の残る暗い街にカメラを片手に集まっている。

ここでも、坊主達はやはり長い列になっていた。。。

朝の9時、タイで旅を共にしていたユウキ君と、ムーンヴィレッジのトロンさんに見送られ、

一行はボーダーの町チェンコーンへ向かった。

タイはどの田舎町へ行っても舗装された道路がある。

そのおかげで移動はスムーズ、そして楽チン!

あっという間に目的地に着いた。



次の日、朝の10時に無事ラオス入国完了!

そしてそこで待っていたのは一人の受付の女の子。

「スピードボート?それともスローボート?」

「これか。。。」

そう、街の景観が世界遺産に登録されている古都、ルアンパバーンへの道のりは

メコン川をそのどちらかで下らなければならないことを他の旅人から聞いていた。


スピードボート。聞こえはいいが、はたしてどれぐらいのスピードが出るのやら。

スローボート。聞こえは悪いが、ゆっくりと船旅を楽しむにはもってこいのボートである。


我々はちょっと値段の高いスピードボートを選んだ。

別に急いでいるわけではないが、宿泊代をうかすために選んだだけである。



そいていざ船着場へ。

一同そのボートの狭さに唖然!

先に来ていた超マッチョな外人はその狭い箱のような席に、

出れないんじゃないの!?

と突っ込みたくなるぐらいぎゅうぎゅうにはまっている。


この状態で6時間。

体もつかなーと思いながらも全員乗り込んだ。



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出発時はちょっと曇り空で、涼しいからいいじゃん!なんてい言っていたが、

時速100km出てると思われるこのボート、逆に寒いぐらいだった。

険しい表情を見せるメコン川を猛スピードで滑り抜ける。

それはまるでホバークラフトに乗っているような感覚で、

最初は楽しかった。


しかし、途中で雨が。。。

途中雨は止んでくれたが、濡れた服にすっかり体を冷やされた一同は、空同様に曇り顔。

ギャグを連発していたマッチョのドイツ人も、次第に口数が減っていった。


ルアンパバーンに着いた時には、凍えた体に長時間同じ体制をとっていたため、かなりグロッキー状態。

宿まで乗ったトゥクトゥクも途中でエンジン止まるし。。。


ラオス入って早々、大変な一日だった。

バンコクから10時間ほどかけて北の古都、チェンマイに到着した。

チェンマイでは仏教寺院を見たり、ナイトマーケットに行ったりして楽しんだ。



パイ1

そしてチェンマイからさらに北へ4時間ほど行った所に、パイという小さい村がある。

ここは山があり、川があり、滝があり、温泉がある。

言ってしまえば田舎である。

しかしこの村はのんびり長期滞在する旅行者のために、しっかりと必要な設備や

レストランなどがあり、非常にすごしやすい村なのである。



パイで三人乗り

バイクを借りて、一緒に旅をしている仲間とドライブをする。

連なる山々を背景に、刈り取られた田んぼの匂いを感じながら走る田舎道は本当に気持ちがいい。

子供のころ、父と一緒にカブで行った地元の山を思い出したりしながら。



パイ2

泊まっているゲストハウスから真正面に見える山に、夕日が落ちる。

山の稜線から大空へ続く色のショーは、毎晩タダで見られる大自然からの贈り物。

昆虫や鳥の鳴き声が一体となってそれを盛り上げる。



ムーンビレッジ

そんな気持ちのいい村に、日本人のコミューンがあるというので行ってみた。

その名はムーンヴィレッジ。

そこにはトロンさんという仙人みたいな髪と髭、たくましい体を持ったおじいさんが住んでいる。

タイ産のおいしいコーヒーをすすりながら太鼓をたたいたり、

いろいろな話をしたりしてゆるい空気は流れていった。


明日もまた遊びに来よう。



こんな感じでパイの一日は終わっていくのである。




タプローム1

映画トゥームレイダーのロケ地で有名なタプローム遺跡。

カンボジアの遺跡の中で、ここが一番ぶったまげた。

あたり一面、溶樹と呼ばれる大木が遺跡を破壊しながら生えている。

この光景は今まで見たことのない凄さがあった。

人の創り出した遺跡に自然のパワーが重なると、

こんなにも力強く、生命力にあふれるのである。


もう凄いと思う遺跡はこの先ないんだろうなと思っていた矢先だったんで、

また面食らってしまった。

いやー、ここはほんとに凄い。凄いとしか言いようがない。



そしてラストにアンコールトムを見に行った時の事。

トゥクトゥクに乗ってバイヨンを目指している時、オレンジや白の衣を身に着けた坊主が

何人か歩いているのを追い越していった。

最初はどこ行くんだろうねーと話していたのだが、次第に追い越す坊主の数が増えていく。


坊主の大行進

そのうち坊主は列を成し、えんえんとある方向に向かって行列が出来上がってしまった。

その数に唖然!道路の前方から後方まで坊主の列が絶えないのである!

ついていくと我々が目指すバイヨンの前の大仏の前に集まり、

お香をたて、座り始めた。

聞いてみると、一年に7日間だけある儀式らしい。

またまたラッキーなものが見れた。


バイヨン

そんな坊主たちに観光気分を上げられ、残すはバイヨン!!

ここのレリーフや四面塔はすばらしかったなー。



そんなこんなで4泊5日のカンボジアの旅は幕を閉じた。

地雷危険マーク

カンボジアはアンコールワットやその他の遺跡群で有名で、

それだけで満足して帰っていく観光客がほとんどである。

しかし、過去にあったヴェトナムとの戦争、内戦時に埋められた地雷が

まだまだ撤去されずに残っているのが現状である。

そのため1時間に2人のペースで人が犠牲になっているらしい。


戦争は終わってもそれに関係なく、踏んだ者やその近くにいる者に致命的な被害を与える地雷は、

この国にいつまでも明るい未来が来ない事を暗示している。


シェムリアップの街を歩いていると、義足をつけた人が大勢いてはっとさせられる。

彼らはそれでも精一杯生きているのである。誰が埋めたかもわからない地雷に怯えながら。。。。



ガキんちょ

田舎であった子供たち。

無邪気にはしゃぐ姿を見ていると、

そんなことには負けないぞ!

といったパワーを感じることができた。


一刻も早くすべての地雷がこの地球上からなくなることを祈って。


アンコールワット1

さあ、ついにやってきました!!

カンボジアが世界に誇るアンコールワット遺跡群。

入場料が3日券で40$もしたが、そんなことはどうでもよい。

旅であった人が絶賛する、その遺跡を早く見ようとトゥクトゥクのおやじを急がせる。



デバター

目の前に立ちはだかるその堂々とした遺跡は、今までのものとはまた違った印象を受ける。

建築的にいろいろな仕掛けが施されているというアンコールワットは、

ガイドブックを見ながら眺めていくと、確かにその効果が出ている。


例えば、外部から見える中心にある塔は、エントランスまで近づいていくと

ある時見えなくなったり、暗い全室に入るとそこから開いている窓からは

フレームに切り取られたかのようにその枠に納まっていたり。

ただ圧倒的な存在感を見せつけるだけだったり、機能だけの建築ではなく

この当時から、それを見る側がどう感じるかといった

建築計画の重要さがあったことに、感動を覚えた。


ただ、今まで遺跡を見すぎたせいか、そのもの自体のインパクトがいまいち足りない。

こんなものかと気を落として次の遺跡群へ。



ベンメリア1  ベンメリア2

こちらは「天空の城ラピュタ」の元ネタというベンメリア遺跡。

修復工事がまったくされていないため崩れたままの石がそこら辺にほおっておかれており、

草木がぼうぼう生えている様は、思わずあのシーンを思い出さずに入られない。



アンコールワットの朝日

そして次の日、朝日を見に再びアンコールワットへ。

曇っていたので心配だったが、なんとか見ることが出来た。

いやーすばらしいっ!!



あしたも早起きしないと。




アンコールワットを見るために、バンコクからカンボジアのシェムリアップへ。

カオサンからバスに乗り、スムーズに国境での手続きが終わりカンボジアへ入国!

ポルポトによる内戦が最近まで続いていたカンボジアにも、それらを感じさせない活気で賑わっている。


国境を出たバスは少し走り、すぐにシェムリアップ行きのバスに乗り換えるためバス停へ。

そこで自分が乗るバスを見て唖然!

前のシートとの隙間が極端に狭く、体の大きな欧米人観光客はまだ出発もしていないのに

苦痛に顔をゆがめている。

これに乗って最低でも6時間、さらに話に聞くと震度7状態の揺れが延々と続くというではないか。


まじかよ。。。


カンボジアに入って早々ため息がでる。



一緒に乗り合わせていた日本人観光客5人でと辛いのやだねなんて話していたその時。

一台のセダンがバス停脇に泊まり、「そこの日本人達、カモン!」と呼んでいるではないか。

近くに行って話を聞いてみると、「1人100バーツ払ってこれで行くぞ!!」なんて言っている。

「え、こいつなに言ってんだ?おれらはこの最低なオンボロくそバスに乗らなくてはならないんだぞ!」

「いいから乗れ!」

「ホントに??それって超ラッキーじゃないの?」


車の中からは冷たいエアコンの風が、汗ばんだ肌をやさしく刺激する。

おれを含めた日本人5人は、他の観光客を尻目に車に乗り込み、さっそうとバス停から遠ざかっていく。

5人乗りのセダンに運転手を入れて6人は結構狭くてリラックスはできなかったが、

あの地獄のバスに乗らなくて済んだだけでも皆の顔には安堵の表情が。


カンボジアの大地

セダンでさえもこの超スーパークレイジー悪路の前ではさすがに歯が立たない。

何度か天井に頭をぶつけながらもみんなで踏ん張り、シェムリアップを目指す。

途中の景色はまるでアフリカのサバンナのよう(行ったことないけど)で、

見えるのはどこまでも続く地平線のみ。

道以外はほとんど荒野で、この国大丈夫か!?と思ったほど。


そしてやっとの思いで目的地に到着。バスで行ったら6時間のところを、

なんと4時間ショートカット!着いたときは皆無言。へとへとに疲れきっていたが、

もしバスで来たときのことを考えるとホントに助かったという思いでいっぱいだった。

ラッキーとしか言いようがない。

みんな笑顔で別れると、それぞれ予定していたゲストハウスへ向かっていった。


アンコールワット遺跡群の高い入場料考えると、

そこに向かう道が舗装もされていないなんてありえない。

この道、帰りも通るんだよな。。。。

バンコクから2時間、暇だったのでパタヤに遊びに行った。

パタヤといったらビーチなのだが、ガイドブックを読んでいたら

アジア版サグラダ・ファミリアがあるということでそっちを見に。



サンクチュアリ・オブ・トゥルース外観1

サンクチュアリ・オブ・トゥルースと呼ばれる建築物は、

バルセロナのものとは全く別物。

まだ工事中で完成するまでにあと20年ほどかかるらしい。


こちらは全て木造で、日本の伝統建築のように釘などの金物を接合部に一切使用しない

構造になっているらしい。



実際見学した感想は、、、、、、


やばい、やばすぎる。。。。


す、すばらしい。。。。



あまり期待していなかったせいか、そのギャップに感動してしまった。




サンクチュアリ・オブ・トゥルース外観2  サンクチュアリ・オブ・トゥルース内部

全て木造なので、西洋の華やかな大理石で出来た彫刻群にはない味がある。

ノミで一つ一つ丁寧に彫られた多くの神々や動物、植物は今にも動き出しそうな

躍動感にあふれ、慈愛に満ちている。


その彫刻の数はこれでもかというほどで、何も手を入れていない所はないぐらい

びっしりと彫刻群で埋められている。


来て本当によかった。

これが素直な感想。




サンクチュアリ・オブ・トゥルースの木彫り手伝い

そして隣には今でも多くの人によって作業が進められている。

覗いていたら手招きされ、ちょっと手伝ってみることに。

大学時代にある課題で彫刻も経験していたので

いい感じに大仏の一部分をトンカントンカン。


聞いてみると今彫った部分は、この建物の頂上に飾るものらしい。

マジですか~~!!



うきうき気分で軽やかな足取りで

バンコクに帰ったのであった。


結局ヴァラナシでタブラーを購入。

高音がティーン、そして低音がドゥウーウーって気持ちいいんです。

4800Rsでした。



さて、旅のほうはというとヴァラナシを出てからコルカタへ。

しかしそこで問題が。。。

カイロで取ったインドビザがなぜか2ヶ月のビザだったのだが、

それに気付いたのが実は最近で、すでに10日分のオーバーステイをしてしまっていた。

結局コルカタのツーリストレジストレーションオフィスで1700Rsの罰金を取られる羽目に。

無事に出国できたのでまあ、よしとしよう。

そこからタイのバンコクへひとっ飛び。



タイはやっぱり蒸し暑かった。

そしてタイ料理はいつでも食えるので、日本食レストランへ。

10ヶ月ぶりに食べた日本食は感動モノでした。

てんぷら定食に納豆とビール!!

やっぱ日本人でよかったと思った瞬間だった。



旅のラストステージ、東南アジアがこれから始まろうとしているのであった。



ここ、ヴァラナシは他のインドの街では体験できないことがたくさんあり、
ついつい長居してしまうぐらい魅力的である。


まず、ガンガー沿いに延々と続くガート。
これはご存知、聖なる河でヒンドゥー教の信者が沐浴するための階段状の岸。
インド人の憩いの場でもあり、死者が火葬される神聖な場所でもある。

ガートを歩いていると、ベイビーラッシュなのか知らないが
野良犬たちの小犬がいたるところにいて、じゃれている姿が可愛らしい。
インド人や観光客に紛れて驚くほどの数の野良ヤギ、野良牛、野良猫が。。。
インドの縮図がここにはある。

ガートのプージャー
夜になると、ガートにたくさんのロウソクが並べられ、
プージャーという儀式が行われる。
ガンガーにも灯ろう流しのように、ロウソクが流され、
その揺らめく無数の光を見ていると、
なんだかあの世にいるような不思議な気持ちになる。




火葬場
火葬場では、シートにくるまれた死体が燃やされるのを順番待ちで常に待機している。
金持ちは多くの薪で完全に焼かれるからいいが、
そうでない人たちは弱い火力で時間がかかり、
焼かれている様が丸見え状態。
しかし、人が焼かれる姿は気持ち悪いというよりも感動した。

死ぬために生きる。

はっきりとはわからないが、生きることの大事さを学んだような気がした。




タブラー
また、ここでは前から気になっていたタブラーのレッスンを受けることに。
この楽器は一見難しそうだが、意外とそうでもない。
できるかできないかではなく、叩くことが好きかどうか。
おれは間違いなく楽器を演奏することが好きで、
一生趣味で続けていく事ができるものだとわかった。


他にも上げたらきりがないが、いればいるほど面白い街ヴァラナシを
もうすぐ出る時がくる。
それまでおれも今したいことを頑張ってしようと決心した。



現在、ネパール行きを考えているが、ニュースや新聞を見ると
とても観光できる状態ではない(選挙を妨害する暴動が発生中)らしい。
是非とも行きたかっただけに、ちょっとへこみ気味。
どうしよう。。。。