季節に逆らって風が冷たい
髪が騒ぐように踊る
時間を忘れて街が眩しい
目が慣れるのをきっかけに

感覚も溶けてしまいそう

この光はどこから来ているのか
考えるまでにいくらか人が過ぎて行った
それまでは夢みたいな感覚に支配されていた
立ち尽くす私に残された疑問

色も形も綺麗が似合う
満たされる数は計り知れない
光に包まれた私もその中に
誰かと同じ誰かになっていく

この光はどこから来ているのか
世界の中心かと思ってしまう程の量
見上げれば星は一つも見えないから
空からも奪われたのかと思ってしまう
この光はどこから来ているのか
昨日はあの人を照らしていたのか
それならば今夜取り戻しに来るだろうか
ここで待っていればあの人に会えるのか

感覚と溶けてしまいそう
この光に溶けてしまいそう
傷つける音
涙を誘う色
どこまでも続く境界の壁
忍び寄る自由が恐ろしい

遮るのは凱旋
失敗した調律
明日を失った廃墟に扉
除き見る支配が疎ましい

闇は深く 不快にも深く
だからこそ見えた光が歌う

最初から君はそこにいたんだね
僕はきっと見ない振りをしていたんだ
眩しくてまだ開かない瞳
俯いたこの手を握るのは
いつも君からだったことを
僕はいつまでも感謝していくよ

星の間にいくつも星を見つける
遮る星がいくつあっても
霞ませる夜が長くても
僕は君を見失わない

最初から君はそこにいたんだね
始まる前からずっと昔から
涙のような流れ星に
希望なんて託せやしない

最後まで僕はここにいるんだよ
君はきっと見ない振りをしていても
心はゆっくりと理解していく
言葉はまだ拙いとしても
伝わる気持ちに溶けてしまう
こんなにも近く感じている
果てしないはずの星の間
見上げれば輝く星に疑問
それこそ数多投げ掛けられた
大抵は説明が為された今日という日に
個人的に初対面な疑問が微笑む

その涙を星に昇華させるには
この雰囲気を何色にすればいいのか
考えるだけじゃ足りないね

かき混ぜるべきは思考と嗜好
花のように甘い香りを絶やさない様に
君にも手伝って欲しいんだよ
君がそうするってことも
僕がそう願うことも
既にあの光に記されていたんだね
ようやく今夜届いた言霊

憂鬱が見栄を張って胸を張る時間
椅子を差し出して休憩したい劣等感
胸の中はいつでも舞踏会
呆れて窓を開けるのが僕なら
最初に見つけるのは君だといいな

誘われてきたのは至上の私情
夢のような感触に包まれ続けて
君の手を思い出して飛び降りる現実
君が現れることも
僕が見つけ出すことも
書ききれない全てが記された光
伝えきれない全てが記された光
ようやく今夜届いたよ
嘘が素敵なこの夜に