私は長い間、毒親育ちだと思っていました。
幼い頃から、怒りとコントロールが激しい母のそばにいるのが辛く
父が浮気をしてからは、毎日、父の悪口を聞くのが私の役目でした。
父の悪口を聞きたくないと話した時も、激怒されたこともあり
私は母をいわゆる毒親だと思っていました。
発達障害のことや、カウンセラーの学びを深める中で
母がアスペルガー症候群であったことに気が付きましたが
息子がアスペルガーだと気が付いた後になります。
アスペルガー症候群(ASD)の人は、基本的に、すごく素直で純粋ですが
それゆえに、他人の感情に対する想像力を持ち合わせていません。
裏表がないのですが、社会経験が未熟な場合など
人を傷つけるようなことでも、悪気がまったくなくストレートに
発言してしまったりします。
私は母に人形のように、母がやりたいことをやる分身として育てられ
母がやりたかったピアノを習い、母が入りたかった高校に入学しました。
高校生の時、4年生大学進学率が9割以上の進学校に通っていたにも関わらず
母が行きたかったお嬢様短大に行ってくれないと困ると母が暴れたので
さすがに、母がまともではないのかもと真剣に考えるきっかけになりました。
後になってわかったことですが、アスペルガー傾向を持つ人は
自分と他人の境界線が曖昧になりやすく、特に親子などの場合
それが、顕著になるケースも多いようです。
アスペルガー症候群の傾向がある人は
興味があることには、ものすごい集中力やこだわりを発揮するので
ある分野を極めたりして、成功している人も多いのも事実です。
理論的で、まっすぐで、融通が利かないし
自分が言ったこと、やったことで人が傷つくことを考えないので
身近にいる人は飲み込まれてしまったり、振り回されてしまうことがあります。
アスペルガー症候群の人を、普通の人(定型発達の人)だと考えてしまった場合
ショックになる出来事が多すぎるので、心を病んでしまうことが多くなります。
アスペルガー症候群のパートナーなど身近な人が心を病むことを
カサンドラ症候群と言いますが、私は人生で3回鬱になっていますが、
今思えば、すべて、カサンドラ症候群でした。
