結婚して夫の故郷に移り住んでから早や20年あまり、考えてみたら私には若い時から続いていて、ときどき会いに行けるようなリアルの友達がいないことに気が付いた。
生まれた土地にずっといれば、あるいは学生時代の友達との付き合いもそのまま続いていたかもしれない。いつしか年賀状だけのやりとりになり、その年賀状すらもこの数年は来たり来なかったり。
いま続いている中でいちばん旧い友達は中学時代からの付き合いだけど、彼女もこちらのネット上の文章を読んではいるらしいものの(ときどき痕跡を残してくれるのでわかる)、彼女の近況は年に一度の年賀状の短い文章でしか窺い知ることができない。

子供を通じてのママ友、PTA友達、地域の主婦仲間、職場の同僚、その時その時で仲良くしている人はそれなりに少なくない数で存在する。
だけど一旦共通の話題がなくなると、あとはもうなかなか話す事もない。(近所の人たちとは付き合いたくないけど、とりあえずここに居る限りはそれなりに付き合っている…でももし引っ越したらもう金輪際会うこともないだろうと思う)
子供を通じて出来た友達は、子供が大きくなったらもう接点がなくなるので、それっきりになってしまった。
趣味の仲間もそう。ネットで知り合った友達が同じ市内にいて、しばらくはリアルでも一緒に出掛けたりしてたけど、私がその人たちとの共通の話題に興味が無くなって話について行けなくなったら、そのまま疎遠になった。

人は共通の話題をネタにして、結局は自分の話を聞いてもらいたいって欲求を満たしてる部分が大きいのかも知れないな。特に女の人は。
共通する部分が少なくても、いろいろ意見が違っても、その人が好きだから付き合っていたいって思うことは、大人になればなるほど少なくなっていく気がする。
子供の時は単純に、○○ちゃんが好きだからお友達でいようって思えたのにな。
どこから、そう思えなくなってきたんだろう。

今親しくしている職場の仲間だって、一緒に遊びに行ったりして楽しいこともたくさんあるけど、職場を去ってしまったらもうそれっきりになるような気がする。

友達ってなんなんだろう。
そんなことを今さらこの歳になって考え始めている。