greatdesire | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

昔よく部屋に行ってた子のとこで、頻繁にびーえる小説を朗読してたの今考えると狂気の沙汰だな。
勉強中のBGMにするから音読しろってしょっちゅう言われて本棚三段くらいは読んだ気がする。通らない声で演技入れるでもなく淡々と読んでたのの何が良かったのかは不明。

体調悪くてどーしょも無い時期に寝る場所提供してくれて彼女も命の恩人のひとり。
足元に座って机やベッドに凭れて寝る時間が本当にたまらなかった。幸せ、とかじゃなくて砂漠で水くらいの動物の切迫している欲求が細胞単位で満たされるとき。
あんなに一緒に居たのに殆ど純粋に眠るだけだった。しかも、こっちが一方的に。

そういう経緯でよっぽどえぐいのでも耐性が有るというか、やたらキラキラネーム出てくるなーとか、全寮制男子校の汎用性たけーとか、玉石混淆激しすぎるだろーとか、濡れ場パターン化してんなーとか(これはフランス文庫とか男女のでもそういう傾向有るけど)、ごちゃごちゃあーでもないと悩む心理戦とか。色々お約束を学んだ経験。

以降、小説は殆ど読んでなくて、漫画はたまにガサッと読みたくなる時期が来てたんだけど、それも今は昔のようだ。
極端に少女漫画とびーえる漫画への興味が薄くなっているのを、断捨離で発掘された山を目の前に感じている。