ドコモ 夏モデルスマートフォン11機種発表。LINEとの業務提携でさらなるユーザ層の拡大へ
NTTドコモは5月15日、夏の新商品発表会を行った。今回、最も注目を集めたのがドコモのLTEサービスXi(クロッシィ)のさらなる強化と、LINE株式会社との連携である。この他に、2つの新サービスと合わせて、Androidスマートフォン9機種、タブレット1機種、らくらくホン1機種の合計9機種のスマートフォンを展開する。
GALAXY S 4とXperia Aをこの夏の「ツートップ」に。特別価格も用意し、販売を強化
ドコモのスマホ利用率は前年比の約2倍の1870万人に達し、ますますスマホ需要が加速する中、今回発表した全11機種は今までとは一線を画すラインアップとなった。これまでは豊富なラインアップを誇るドコモであったが、今回は高機能&大画面、持ちやすさ&機能の2種類に特化したという。全機種、クアッドコアCPU、2,000mAh以上の大容量バッテリー、ドコモLTE Xi(クロッシィ)、NFC、NOTTVを標準搭載。さらに、NOTTVは録画も可能となった。※らくらくスマートフォン2はNFC、NOTTV非対応
この夏の新機種の特徴は、大きくふたつ。一つ目は、フラッグシップモデルとして、GALAXY S4とXperia A(エース)の2機種をこの夏の「ドコモの顔」として、強く推したことである。またこの2機種は特別価格を用意し、GALAXY SⅣが実質負担金15,120円~、Xperia Aが実質負担金5,040円~と最大2万円ほどの割引を打ち出した。ただし、この特別価格の対象は、iモードケータイ利用者が対象の「はじめてスマホ割」とドコモを10年以上利用している方が対象の「ありがとう10年スマホ割」の両方の条件を満たしていないと対象にはならないので注意が必要である。発売は、Xpiera Aが5月17日(金)より、GALAXY S4が5月23日(木)からとなる。
ふたつ目は、新UI「docomo シンプル UI」搭載スマホを2機種 ELUGA P、MEDIAS Xを用意した。この「docomo シンプル UI」は、ドコモケータイ(フィーチャーフォン)の使いやすさをそのまま採用したもので、この新UIの登場で、ドコモケータイ(フィーチャーフォン)からスマホへの機種変更に力を入れていくと見える。
その詳細は、gooスマホ部の特集を参考にしていただきたい。
gooスマホ部特集ページ「購入ポイント(2013夏モデル)」
「LTEは今、力強さが求められている」 ドコモLTE Xi 一年前倒しでエリア拡大!
スマホと並んで重要視されているLTEのつながりやすさ。ドコモのXiに関しても「力強いネットワークの提供に全社をあげて取り組む」と謳った。Xiネットワークの基地局整備は、2013年度までに5万基地局(2012年度末2.4万基地局)と倍増させ、2013年3月に完了した新幹線8路線97駅、全国53主要空港、主要商業施設3500施設などと合わせて生活シーンでもビジネスシーンでもストレスなく使える環境を提供すると発表した。またこの夏より、人が多く集まるイベントなどに出す臨時基地局をFOMAからXiに切り替え、富士山もXiネットワークが使えるようにするという。
注目される高速化については、東京、大阪、名古屋の大都市を中心に国内最速の最大150Mbpsの通信速度の提供をはじめ、6月末までに112.5Mbpsの対応都市を100都市以上、75Mbps対応基地局数を15万局以上に増やすなど周波数帯を活かしたエリア構築をしていくと発表した。
加藤社長は「ネットワークは生き物。ドコモは一番つながる、使えると実感できる力強いXiサービスを提供できるようにします」と、何度も「力強いXiネットワークの構築」をアピールしていた。
LINEとの協業で、新しいサービス、さらなるユーザ層の獲得を狙う
今回の発表会のサプライズは何と言ってもLINEとの協業発表である。世界で1億5,000万人のユーザ、国内6,000万人のユーザが使うLINEとの協業で、ドコモは新しいユーザ層(特にシニア層)へのアプローチを、LINE社はアプリの利便性?サービス向上を見越している。LINEの森川亮社長は「LINEは今やスマホユーザに欠かせないツール。多くの方々に(特に18歳未満やシニア層に向けて)便利で安心安全に使ってもらうためにドコモと提携した」と話す。今回の連携で、新しいサービス、プロモーション提携を今後は精力的に進めていくという。
安心?安全?快適を実感するサービス「ドコモ サービスパック」
基本サービスをパッケージ化した「ドコモ サービスパック」として、「おすすめパック」と「あんしんパック」を5月16日からサービスを開始すると発表した。
「おすすめパック」はスマホ初心者でも使えるように各カテゴリの上位アプリばかりを集めた「スゴ得コンテンツ」、「iコンシェル」、「クラウド容量オプションプラス50GB」の3つのサービスをまとめて月額使用料525円(税込)で提供する。
また「あんしんパック」は、「ケータイ補償お届けサービス」、「スマートフォンあんしん遠隔サポート」、「あんしんネットセキュリティ」ともしもの事態に備えたサービスを月額使用料630円(税込)で提供する。
日本最大の総合UGCプラットフォーム「dクリエイターズ」でクリエイター発掘も!?
今年の2月に発表された「dクリエイターズ」も5月16日から本格始動する。「dクリエイターズ」とは一般のクリエイターが創作したインテリア?家具、アクセサリーなどのハンドメイド商品の出品販売から、小説、コミック、デジタルコンテンツを発表?閲覧ができるUGCメディアである。
ローンチにあわせて、3Dプリンタで作られたアクセサリー、リサイクルバッグ、ネクタイが発表された。ドコモでは「dクリエイターズ」を通して、ゆくゆくはクリエイターの育成も見越しているという。
ユーザに寄り添った「力強さ」を実感できる、Xiサービスとスマホ
今回の発表会で「力強いXi」を何度もアピールしていた加藤社長。ただ早いのではなく、ユーザのニーズにフィットした使いやすい“速さ”を重視した点が、とても好印象だった。それは今回発表されたスマホたちにも反映されており、ドコモケータイ(フィーチャーフォン)、スマホ両ユーザのことを考えた、ユーザオリエンテッドな製品たちが今のドコモを語っているように思う。
最後に加藤社長は「スマホは進化するもの。現段階で最高のスマホを心ゆくまで楽しんで欲しい」
と締めくくった。今後のドコモの動きに注目したい。
今回発表された新機種について、詳しくはgooスマホ部の特集ページをご覧ください。
gooスマホ部特集ページ「購入ポイント(2013夏モデル)」