美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」の問題が長びいているため、カネボウ化粧品は26日、症状が重く回復の見通しが立たない人には新たに「後遺症への慰謝料」名目での補償金を追加で支払うことを検討すると発表した。
カネボウはこれまで、症状と製品との因果関係がはっきりしていないとして、「慰謝料」名目での補償金は精神的苦痛を与えたことに対するものだけにとどめていた。しかし、回復しない顧客については事実上の「後遺症」ととらえて補償の対象に加え、支払額を増やす。
カネボウはこれまで被害者に医療費や交通費を支払い、休業補償や精神的な慰謝料は「回復時に支払う」としてきた。しかし、症状が長期化している約4千人を対象に、治療中でも一時金として支払うように改めた。今回、このうち症状が重い人に対して補償を上積みする。
カネボウによると被害者は5月31日時点で1万8909人に上っており、すでに4050人と和解した。(横枕嘉泰)