MS&ADインシュアランスグループのインターリスク総研は、海外での危機管理サービスを強化し、大学など学校からの受託拡大に力を入れる。留学や旅行先で学生が事件に巻き込まれた際などの危機管理態勢を点検し、連絡網や対処マニュアルを整備する。グローバル人材の育成が学校に求められる中、見落としがちな海外危機対処のノウハウを伝える。
昨年9月にトルコで女子大生が事件に巻き込まれ死傷するなど、邦人学生が海外でトラブルとなるケースが相次ぐ。一方で学校法人は、危機対処の態勢整備が不十分だったり、専門の要員がいる企業に比べ出遅れているという。
そのため同社では、企業向けコンサルで培った手法を学校向けに応用。学校が持つ危機管理規定をはじめとする現行態勢の評価を通じ、危機時の組織運営で想定される課題を抽出するほか、海外危機対処マニュアルの策定を手助けする。また、仮想シナリオに基づいたシミュレーションによる対処訓練も引き受ける。