香港の中国返還から17年を迎えた1日、普通選挙などを求める民主派団体によるデモがあり、昨年を大きく上回る51万人(主催者発表)が参加した。中国政府が先月発表した「一国二制度」に関する白書を、自治権を制限するものだとみなす市民たちが、危機感を強めている。kd7 バッシュ>
英植民地だった香港は、1997年に中国に返還された際、香港人による高度な自治が許される「一国二制度」が約束された。香港に司法の独立や言論の自由があるのはこのためだ。
だが、中国政府が発表した白書は「香港の自治は中央が与えた地方事務の管理権にすぎない」「中央が香港の全面的な統治権を持つ」と指摘し、市民に衝撃を与えた。香港の憲法ともいえる香港基本法については「中国側が解釈権を持つ」とした。デモに参加したIT企業に勤める譚邁仁さん(35)は、「白書には驚いた。香港の核心的な価値が失われる」と話した。