(福井新聞)
ホテル支配人の江口佳隆さん(50)は「いつもアディダス 顔であいさつし、スタッフみんなに気さくに接していた」とアギレ氏の印象を語る。一方で「『選手のことを第一に考えてくれ』との要望があり、予定されていた県選抜との交流試合がなくなった。選手思いの監督」と振り返った。
当時県スポーツ保健課の主任として、メキシコのキャンプ招致に携わった西村昭治さん(60)も「選手を第一に考えていた」と振り返る。仕事関係でボールや色紙にサインをもらうため、部屋をたびたび訪れたとき、通訳を介してとがめられたという。
ファンサービスには気さくに応じていたアギレ氏だが、西村さんは「人を寄せ付けない雰囲気があった。誰にでもいい顔をしているようでは監督は務まらない。メキシコのようなボールを動かすサッカーで日本を強くしてほしい」と期待した。
メキシコ代表チームが三国入りした当時、地元の子どもたちを代表してアギレ氏に花束を手渡した林豊夏(とよか)さん(24)は「毎日のように公開練習を見に行った。愛想がいい人だが、グラウンドでは大きな声で怒鳴ったり、サッカーには厳しかった」と振り返り、代表監督就任に対して「何かやってくれそう。W杯優勝を目指してほしい」と話した。