少し遅くなりましたが、10月18日の第7回アニマシオン研究会例会の報告をします。
前半は、燕市や新潟市で来月実施予定のアニマシオンの作戦や本の調達法について
話し合いを行いました。
各学校の打ち合わせを受けて、どの学年にどんな本で、どの作戦で行ったらよいかを
相談したのです。本をあらかじめ読ませたい学年、読み聞かせで作戦をやりたい学年、
学校の事情や児童の様子に合わせて作戦を考えなければなりません。
また同じ時期にアニマシオンの実施が重なると、予読本が重ならないようにする準備が
難しくなります。新潟市内ですと、学校支援センターがアニマシオン用に準備してくれた
複本を借りることができるので、とても楽なのですが、新潟市以外だと、さまざまなところ
から借り集めなくてはなりません。送料がかかりますが、まとめて日本アニマシオン協会
に借りるという方法が一番安心で楽かもしれません。
後半は『火の靴と風のサンダル』(童話館出版 ウルズラ・ウェウフェル著)でアニマシオン。
これは作戦選びに大変苦労しました。
この物語の最大の特徴はお父さんのおもしろいお話。そして父と子の交流です。それを
生かせる作戦を考えたのですが、むずかしい。「本と私」をやるには本が易しすぎるという
指摘を受けました。
「いつどこで」や「前かな後ろかな」などの出来事の順序を思い出させる作戦はあまり
意味がないように思いました。もちろん筋はあり、ゆるやかに主人公チムは成長しているの
ですが、ひとつひとつのできごとは章で完結しており、因果関係は明確でないのです。
そこで、「その前に何が起きた」という作戦をやることにしました。本文中の一節を抜いて
カードにして、その前にどんなことがあったか答えてもらうのです。そうすることでお話
全体をみんなで確認することができたらと思いました。
参加者からは、せっかくのいいお話を、あらすじ確認の作戦で終わらせてしまって
よいのだろうかという問題提起をいただきました。
この本は、アニマシオンで取り上げないとなかなか読むチャンスがないかもしれない
ので、なんとか使ってみたいのですが、どう使ったらよいのか悩ましい本でもあります。
今後、別の作戦も開発していこうということになりました。
(by O)