どうして些細なことでこんなに傷ついてしまうんだろう?
私が考える今時のコンプレックスのベースにあるもの、それは
『周りの人と違うこと』。
他人よりも劣っていること。他人にあって自分にないもの。
それがコンプレックスになりやすいんじゃないかな。
私には妹が2人いるんですが……
やっぱり兄弟、姉妹がいる場合は、コンプレックスの形も変わってくると思います。
「姉は私よりも頭がいい」
「妹は私よりもかわいい」
「弟は俺よりも友達が多くて、人気者だ」
「兄は俺よりもスポーツができて、かっこいい」
こんな風にお互いを認めつつ、少しだけうらやましいと思うのは普通なんです。しかし意外と、兄弟間、姉妹間だけなら、こういう些細なことで深刻に悩んだり、いがみ合ったりはしません。どうしてこれがコンプレックスになるかというと、それはやはり、親の言うことに影響されることが多いんだと思います。
「お姉ちゃんはもっとできたよ」
「あら、弟に背、追い抜かれちゃったね」
時に責めたり、時に笑いながら軽い口調で冗談にしてみたり。
しかしどんな口調でも、わたしたちは些細なことで傷ついてしまうんです。
でも傷ついたことを大きな声で主張するほど幼くもない年になると、
ただイライラするだけになる。自分の中に傷をしまいこんで、気にしてない風を装うようになるんです。気づいて欲しいわけじゃないし。ただ言わないで欲しいだけだし。
……それから、認めてほしい。今の自分を。
どれだけ周りより劣っていても、頑張っている自分を、認めてほしい。子供を認めてあげるのが親の仕事だと思うんです。
だから、
あんまり自分の子を、他と比べてあげないでください。
彼は、彼ひとりしかいないから。
彼女は、彼女ひとりしかいないから。
あなたがあなたしかいないのと、同じように。
たった一人の人間を、他と比べて埋もれさせるのは残酷なこと。
コンプレックスも全部まとめて、
子供を認める。
「わたしたちのコンプレックス」完
