開演前、1列目の人がずっと立ち上がって1階席を覗き込んでいました。私は高所が苦手なので、その人が視界に入るだけで冷や冷やしました。
客席に座る上級生が見たかったのかしらね😅
さて、肝心の舞台ですが、この作品は新公に合ってるなぁ〜と思いました。
皆さんイキイキとしていて可愛らしかったし、新公が出来る喜びが溢れていて観ているだけで幸せな気持ちになりました。
主演のれいんくん(天城れいん)は、本役のれいちゃん(柚香光)のような「立っているだけでカリスマ!」な圧はありませんが、なんともいえぬ柔らかな明るさがあって「この人は本当に優しい人なんだろうな」という雰囲気イケメンでした。
着流しでの所作など慣れないであろう部分も落ち着いてこなしていて(刀の紐が外れた時も慌てず帯に挟んでいた…ように見えた)立派でした。
ヒロインのことのちゃん(朝葉ことの)は、お顔立ちは大人っぽいですが声や台詞回しなど可愛らしく、歌もとても上手でした。
長の期の長で、終演後の挨拶も立派にこなしてましたし、今後の花組の戦力としてますますの活躍を期待したいです。
みさきちゃん(星空美咲)はお疲れなのかお化粧のせいか、少し老けて見えました。
いずれトップ娘役になるのは確実だと思うので、あとは表情管理が出来るようになると最強かな、と。
素敵な娘役さんだけに、あえてさらなる努力を望んでしまいました。
お知り合いの教え子さんが花組に配属されたので、そちらもチェック。
2階席だと最下級生もしっかり観えて良き。とても楽しそうに演じていました。
今回の作品は元々がオペレッタということで、色んな人に歌うチャンスがあります。
通常の宝塚オリジナル作品だと、主演ふたりの他は男役数人しかソロが無いことが多いです。が、数フレーズずつでも多くの人にソロがあって、本公演はもちろん新公メンバーもモチベーションが上がったのではないかな。
そして、皆さん上手い!!
歌でズコーッとなる人がいないことにびっくり←こらこらw
とても、見応えのある新公でした。