月組公演「万華鏡百景色」は従来の宝塚ショーとは趣きが違います。


正直なところ、初見では「好みなんだけど…好みなんだけどさ…モヤッ」という感覚でした。

友人たちにも同じ感想を持った人がちらほら。

「嫌いじゃない、むしろ好きなんだけど…」「わかる、世界観も衣装も大好きなんだけど…」


・台詞の部分が長い

・場面が繋がるので拍手できない

・わー!とならず(なれず)に余韻余韻余韻…


宝塚ショーに慣れた身だと、拍手できないのってなかなかツライ。

いや、つまらないのなら拍手しないでも全く構わないんですがね😅

場面場面が素晴らしいもんだから、その感動や興奮を表せないと不完全燃焼というか欲求不満というか…


でも2回目以降は、その興奮を体内に留めこんで(!?)世界観に没頭するのもまた良しと感じるようになりました。


荻田浩一先生の「ソロモンの指輪」を観た時の感覚と似てるような気がします。あれも初見では「???」って感じでしたが、リピする度にズブズブと世界にハマッていきました。

考えてみると「ソロモン」は指輪が見た色んな世界だったし、今回は万華鏡が見た色んな時代。トップスターがプロローグ終盤でせり下がりしてフェイドアウトするのも似てるような…


友人たちの中には初見から「めっちゃいい!」と気に入ってる人も勿論いました。あ、いや私も気に入ってはいたんだよ、欲求不満なだけでw

星組「JAGUAR BEAT」も賛否両論あったようですが、私は初見から「めっちゃ好きー!」だったので、人の感性というのは様々で面白いものです。

色んな観客がいるのだから、定番のレビューがある一方で新しいショーが生まれるのは良いことだと思います。宝塚らしい品格を失わない限りチャレンジ歓迎!



ぶっちゃけますと、同じ公演をリピートする組担としては、今回のような“クセになる”作品はありがたいです(笑)


作りが凝っているので深読みするのも楽しいし、学年バラバラで配役されてるので組み合わせも新鮮。

お衣装は着物から始まり、輪っかドレスに西洋軍服、袴もあればチャイナドレスもあり、パーカーにバケハ、人外コスまでと千差万別。

あちこちで芝居が繰り広げられているから(※注 ショーですw)それぞれのドラマを見きれないし、ゲームなら攻略ルート何通り?状態😁


観たばかりでもまた観たくなる、中毒性があります。


先日一緒に観劇した友人から「あのショーもう1回観たい!」とリクエストがあり、再度の遠征が決まりました。

チケトレ初めて利用したよ(手数料高っ)


行ってきまーす!



ランキング参加しています。
よろしければクリックお願いします。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村