とても豪華な舞台でした。
衣装もセットも。
原作を読まずに観たので(基本的に予習はしない派です)1幕は主人公たちが成り上がっていく展開と、宮中の権力闘争にドキドキ。
幕間はこの先どうなるんだろう?とワクワク。
2幕は展開が超スピードで(話の流れは理解はできるけど)ちょっとビックリ😅
でも、この時代の中国のお話をいくつか(舞台、映画)観たことありますが、確かにものすごい勢いで国の体制もルールも変わっていき、人々がそれによって生き様を二転三転させなければいけない時代ですから、このスピードで合ってたのかもしれませんね。
主人公たち…宝塚的にはトップスターである咲ちゃん(彩風咲奈)演じるウェンシュウが主人公なんだけど、物語としてはあーさ(朝美絢)のチュンルと2人で主人公“たち”だと思う。
ふたりの持ち味の違いがそれぞれのキャラクターにとても合っていたし、セリフのやり取りに本当に仲の良い雰囲気があって、どちらの人生も応援したくなりました。
男たちの物語であるため、ヒロインの存在感が薄め。外部の舞台ならいいけど、宝塚的には残念ポイント。きわちゃん(朝月希和)退団公演だから余計にね…でも歌声が美しくて素晴らしかった。
にしても、演劇を観るにはやはりある程度の知識が必要ですね。
宦官という独特な制度(歴史的に日本に無かっただけで世界各地にはあったらしいけど)や、清王朝の王家が漢民族ではなく女真族の愛新覚羅家であること。
日本の明治維新と、その前に起こった内戦。伊藤博文は幕末の志士のひとりであること。
イギリスから持ち込まれた阿片の蔓延と清王朝の弱体化、そして日清戦争への流れとその結末…などなど。
と、そのあたりの知識は踏まえていたとしても…
この作品、原作未読&宝塚初心者には難しいとこあるよね?だって…
顔が見分けられないと、宮廷服の人たち、誰が誰やらわからへん問題!!w
タカラジェンヌ、基本的に皆さんスタイルいいし、顔きれいだし。
メイク似てるし(←宝塚初心者には皆同じに見えちゃうヅカメイク)
それに加えて、王宮内の人みんな、衣装がほぼ一緒!!
衣装で区別つくの、あがちん(縣千)の帝とヒロさん(一樹千尋)の西太后くらいじゃない?
あとメガネかけてるすわっち(諏訪さき)とか。
ヅカファンなら声で判断できる人もいるけど…ハッチさん(夏美よう)とかね。
私はヅカファンですが、それでも今回かなり端席…というか一番端だったので、ずっと後頭部しか見えない人もいて結構大変でした😅
もう1回観る予定なので、違う角度でしっかり理解したいですw
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