次はキャスト別感想を…と書きながら、もう明日は千秋楽ではないか😅
とりあえずザッとでも書いておこう。

あ、その前にちょっと言いたいこと。
最近月組について、いかにも心配してる風を装って組替え予想してるSNSをちらほら見かけるんですけど。
月組ショーは地味だから補充が要るとかなんとか…余計なお世話だってのw
単に自分の趣味に合わないだけでしょ?それなら観ないでいいやん、お好みの派手なやつだけ観とけば?って思います。

人事的なことを書くとウケるから書くのだろうけど、そもそも5組ある意味わかってんのかしらね。なんで横並びに揃える前提で考えるかな…
上層部は企業として経営を成功させるために戦略を立ててるんだから、どの組も同じじゃ意味無いでしょ。
ガチャガチャ派手なのが好きな客も、シックで上品なのが好きな人もいるんだから。
もちろんチケットが売れないなら戦略を練り直す必要はあるだろうけど。

まぁとりあえず、いくら華やかでも、芝居できない人は今の月組には要らねーよーとだけは思う😅


はい、では気を確かに(←違w)
「ブラック・ジャック」キャスト別感想&ショーもちょこっと。

 

ブラック・ジャック れいこちゃん(月城かなと)

ハリー(正塚先生)作品にはまた出て欲しかったので楽しみにしていました。

「ケイレブハント」の時の青臭さが全く無くて良かった(当たり前かw)

変わり者だけれどカッコいい、そしてちょっとコミカルで昭和テイスト……過去キャストよりも原作漫画に近いBJだと思う。

説教臭い長ゼリフを集中して見せられるところが、れいこちゃんの芝居の上手さ。緩急をつけるタイミングが絶妙なんだよね。

初日にイントネーションが気になったところもあったけど、すぐ修正されたのはハリーのダメ出しかな。

今回はハードボイルドの世界に放り込まれたハードボイルドじゃないキャラだったので、次はがっつりハードボイルドな人も観たい(欲深ファンw)

あと、恋愛要素ほぼ無しなのが新鮮だったなぁ。なにしろ今までの主演作が、激重な愛憎劇が多かったからね😅

次回作「応天の門」も恋愛無しなので、続くのがちょっと勿体ない気はするけど。


アイリス/恵 うみちゃん(海乃美月)

有能で真面目で融通が効かない女性将校…硬質な持ち味のうみちゃんにアイリスは良く似合ってたし、早替えでの恵もちゃんと別のキャラに見せられるところが上手い。

ケインと言い争って「あなたを逮捕するわ」ってところの顔が少々怖すぎたけど😅←下手から観た。うみちゃんて男役顔だよなーと思いましたw

一方、BJとのやりとりでは強気だけど怖くは無いのは、やっぱりれいこちゃんとの関係性が無意識に滲むからなのかな😄


ケイン おだちん(風間柚乃)

上手い。技術的には初演の真矢ミキちゃんより全然上手い……んだけどね、なんか違和感があって、なんだろう?と考えたところ、あんまり荒んだ感じがしないんですよね、おだちんのケイン。

BJのセリフ「あそこまで堕ちた」とまで言われるほどの“堕ちた”感が無いというか、有能な情報部員だった頃もこんな雰囲気だったんだろうなーって感じがしたのよね。

ショーは……なんか濃さが増した?クセが強いような😅

もうしばらく、可愛いおだちんでいてちょうだい。


ジョイ ぱるくん(礼華はる)

ほんと成長が目覚ましい。

「ダルレークの恋」の時に気になってた滑舌もかなり良くなってきたし、おだちんとのセリフのキャッチボールも上手かった。

れいこちゃんとの絡みがほとんど無かったのが残念だわ。

ショーも中心になる場面があり、歌声もどんどん張れるようになってきた。まだ向上の余地はたくさん残ってるけど、本公演でもますます花開いて欲しいです。


スノードン卿 りんきら凛城きら)

安心安定のりんきらさんw

セリフを切り込むタイミングが的確で、自然に場面を変えられる芝居力。

ボーダーのナイトウェア姿も可愛い😆

ショーも色んな場面に出ていて嬉しいし、れいこちゃんとの共演に胸熱の元雪担でございました。


サザランド るうさん(光月るう)

こちらも安心安定の組長さんw

ご本人はピノコ希望だったのかもしれないけどw

正塚作品て悪役班が少人数になりがちだけど、ちゃんと「敵」としての存在感があったのは、るうさん&じゅりちゃん(天紫珠李)ぎりぎり先輩(朝霧真)の個性のぶつかりあいが、互いを壊さず化学反応してたからでしょうね。

るうさんはどんな役でも、周りとバランス良く調和させる力があるなぁと思います。


じゅりちゃん扮するジョアンは、台詞が無いところの表情が面白くて…

パソコンいじってる時は表情がコロコロ変わるのに、目の前で人が撃たれたり死にかけてても傍観してるのが薄ら寒くて、ある意味一番怖いキャラだよな😅


その他の役では、ゆいちゃん(結愛かれん)が、サザランドチームとは別の切り口からBJたちの前に立ちはだかる女医ベリンダ役。自分を正しいと信じている、アイリスとも似た信念の女性。

ゆいちゃんは可愛い役が多かったけど、こういうキリッとした役も上手いね。本公演でももっと芝居で活躍して欲しい。


看護師ヨランダ役のりりちゃん(白河りり)は、いちいち動きが可愛い!

大人っぽい役も清楚な役も似合うし、歌もうまいし。別箱ヒロイン来ないかなぁ。


まのんちゃん(花妃舞音)のローラは、ジョイより年上設定らしいのだけど、どう見ても年下でした。

やっぱり声だよねぇ。生まれ持ったものだから変えるのは限界はあるだろうけど、役の幅を広げるためにも声色の研究を頑張って欲しいです。


せんりちゃん(麗泉里)の女王役は出番は少ないけど、ひとりで舞台をしめる存在感。

なにより美しく気品があって、素敵でしたわ。

ショーでは本公演でさち花さんが歌った所を担当。久しぶりにせんりちゃんの歌を満喫できて嬉しかった。


BJ原作を知らない人には謎のキャラ、ピノコ役はみうみん(美海そら)

でも知らなくても「可愛いは正義!!」を体現してましたね😄

あの舌足らずなピノコしゃべりで、ちゃんと意味が伝わるように言うのがすごいなーと思いました。


最後に、ブラック・ジャックの影に大抜擢のわかくん(一輝翔琉)

福岡公演を観て、初日に比べて歌声が出来てきているな、と感じました。もちろんまだまだまだまだだけど…本番が育てるっていうのをヒシヒシ感じる成長ぶり。

舞台写真ではなんと、トップスターれいこちゃんとふたり写りのものが発売されたし、どんどん注目されますね。

ショーも楽しそうに踊っていて観ていて気持ちいいです。私はもともとダンサータイプが好きだから、これからも楽しみ!


 


 
ランキング参加しています。
よろしければクリックお願いします。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村