大劇場を完走したものの、東京公演は数日となってしまったこの公演。

本当に言葉がありません。

なんとか千秋楽だけは観客を入れて上演できることを祈るばかりです。

 

私は友の会で当たった1枚しかチケットが無かったのですが、そのわずかな上演日程に入っていたので幸運にも観ることが出来ました。

 

お芝居は音楽家リストの物語。

美貌と技巧を併せ持ち、傍から見れば羨ましいほど(あるいはライバルたちから見れば妬ましいほど)恵まれているはずなのに、本人はその立場に満足できず苦しい。

自由を求める一方で名声も求めてしまう、自己承認欲求のかたまりみたいな人。

 

そそのかして駆け落ちした人妻を結局ほったらかしにして自己実現に走ったり、宝塚の主人公としてはカッコいいとも言いづらく、共感もしにくい人物像でしたが、苦しんでいる柚香光は魅力的だよね←おいおいw

 

あと、ピアノ上手い!

2階席センターだったので、弾いているのがよく見えて楽しかったです。

 

ショーは、まずプロローグの衣装、赤のフードに「Empire」って書かれてて、えっとどこがファッショナブルなんだ?となりました。

まあ、衣装担当はあの人ですからね、これが「オサレ」なのかもしれません。

来年は月組だしね、今から覚悟してますよ。

 

私、最近の花組さんでは、ほのかちゃん(聖乃あすか)に目が行きます。

可愛かったほのかちゃんが、生粋の花男オラオラを全開にしてきたのが堪らなく萌えます。

ほのかちゃん中心の若手メンバーでのダンスシーンは素敵でしたねぇ。

 

あとは、れいまい(柚香光、水美舞斗)の高速リフト対決とか(回されているまどくり(星風まどか、音くり寿)もすごい)、懐かしい「ソロモンの指輪」の動物衣装とかも楽しかった。

ロングコート翻しての男役群舞では、なつめさん(大浦みずき)~ヤンミキ(安寿ミラ、真矢ミキ)時代あたりの花組ショーの雰囲気を思い出したりもしました。

 

全ツもこのショーを持っていくんですよね。

お友達が誘ってくれたので神奈川に観に行く予定です。楽しみです。