昨日は月組「今夜、ロマンス劇場で」「FULL SWING!」の初日を観に、宝塚大劇場まで日帰り遠征してきました。
上の写真は行きの新幹線から撮ったものです。
元日から遠征はどうかと思ったのですが、れいこちゃん(月城かなと)のお披露目ということで夫に我儘をきいてもらいました。
雪の影響で新幹線が20分ほど遅延しましたが、無事に観ることが出来ました。
お芝居は数年前に作られた邦画を舞台化したもの。
私は先入観を持ちたくないので、事前に原作を読んだり見たりすることはしないタイプなのですが、この映画は宝塚で上演されると決まる前に見ていました。
映像でしか表現できないような展開もあり、どうするのだろう?と少し不安もありました。
しかしその部分は細かくはこだわらず、舞台ならではの「観客側の空想力、想像力に任す」という方法が取られていました。観る側としては、そういう演出家から舞台ファンへの信頼みたいなものがちょっと嬉しかったりしますね。
物語の設定を説明する看護師の会話シーン(あましちゃん(天紫珠李)とりりちゃん(白河りり))、カッコよさと面白さの絶妙なバランス加減(ちなつさん(鳳月杏)、ありちゃん(暁千星))、そして原作を知っていてもしっかり泣かされてしまう病室の場面(れいこちゃんとうみちゃん(海乃美月))などなど、色んなシーンがありましたがどれを取っても本当に芝居が巧みでした。
私はれいこちゃんのファンですし、れいこちゃんのお芝居が好きですが、月組を観る度に全員の芝居力の高さに感動します。
今回もそんな作品でしたのでリピートするのが楽しみです。
ショーは三木先生のこだわりのジャズショー。大人っぽくてクラシカル、という印象です。
まだ初日のせいか出演者が固いように感じました。ていうか、そもそもジャズのグルーヴ感って真面目なタカラジェンヌには難しいと思うんですよね。回を重ねて、ちょっと崩れてきたら面白くなるかなぁと思いました。
れいこちゃんがハットをかぶっているシーンが多くて、2階席泣かせなのがちょっと不満。かっこいいけどさ。
そういうところも含めて、お衣装はフィナーレの開襟シャツに黒燕尾が一番好きかなぁ。
そうそう、主題歌がすっごくテンポが速くて、手拍子するとなるとジャズなので裏拍で、でも初日なのにすっごい勢いで手拍子する月組ファンが面白かったですw
長らく宝塚ファンをしていて、今まで熱心に応援した生徒さんは5人いますが、トップお披露目の初日を観るのは実は初めてでした。
嬉しさはもちろんあったのですが、なんだか夢みたいな非現実感がすごかったです。
トップが変わると同時に周囲のポジションも変わるからでしょうか、違う組を観ているような、不思議な感覚でした。
次に観た時にもっと実感するのかも?
これからの月組の進化を楽しみにしたいです。