地方を巡ってようやく東京、目黒パーシモンホールでの2回公演。

暑い!暑かったーーーーーーーっ!
駅から10分ほどの距離ですが、真っ昼間に日陰の無い坂道を登るのでなかなか堪えました。
劇場につくまでに己に課した任務が「マチソワ間を過ごせる場所を、できるだけ劇場近くに探すこと!」でしたよ(笑)

12時公演は2階席の最前列。
手すりがちょうど目の高さにある、という観客泣かせのお席。たまにこういうところあるけど、設計者は自分で座ってチェックしないのかしらね。(それとも世の中の設計者は皆さん座高が高いのかしら……)
椅子の背もたれには微妙なリクライニングがあって、これもちょっと落ち着かなかったです。立ち上がったときに背もたれを支えにして歩こうとする人もいますが、力を入れるとグラッとなって危険でした。
秋のタンゴコンサートもここなので、要注意ってことを覚えておこう。でもその頃は少なくとも暑くはないよね(笑)

初の2階席からの景色で、新たな発見があって面白かったです。
たとえば照明。リリー登場のところで1階前方で観ていると「久しぶりの劇場に感慨深げなリリー」しか見えないんですが、実はスポットライトが他にもう1ヶ所まるく浮かんでいるんですね。
それはフレッドの存在。リリーは元夫のことをとても意識してこの仕事に臨んでることがわかりました。
それから1階からだと重なって観えない後方のダンサーさんも、しっかり観えるのが2階席の楽しいところ。タカラヅカでも下級生ファンは2階席の方が楽しかったりしますよね。
あとは、まぁ、ロイスたんの胸元が上からの方がちょっと多めに楽しめます(笑)

昼公演でエンジンが掛かっていなかったのか、松平さんのセリフがえらいとっちらかっていましたが、しっかりフォローする一路さんがさすが。
最後の大団円シーンでは、リリーにやったねポーズするロイスの表情が男前過ぎた気がします←こちらはエンジン掛かりすぎ?(^_^;)
スギちゃんのアドリブは「夜公演も見てね」でした。


17時公演は1階席の下手ブロック前方。富山で観た時とほぼ同じ角度でした。
ロイス&ビアンカは結構下手側にいることが多いのでとても楽しいです。
劇中劇ではビルからウィンクされて「やだもう」と喜んでました(おバカさん可愛い)

Too Darn Hot!のときに女子ダンスリーダー高橋さんのベストのバックストラップが取れてしまって、最後に脱ぎ捨てたのが男前!でした。
ナマの舞台って始まってしまうとやり直しがきかないし、ハプニング起きても自分でなんとかするしかないし、でも助けられるところがあれば周りがフォローして(この回は太川さんが床に落ちている紐をさりげなく拾っていましたし、富山ではセットに引っ掛かった幕をキャストがはずしていました)スタッフ・キャスト皆で作り上げていく、そういうところがすごく好きだなぁってあらためて思いました。

セリフにしても他の人は助けられないしね。
とはいえ、ペトルーチオが「持参金」を「手切れ金」と仰ったときには、さすがにビックリしましたけど……
まぁ、あれはフレッドが動揺している場面だからいいのか(笑)
夏希さんは一箇所だけ「閣下」を「将軍」と言っていましたが、これは意味は間違っていないので無問題よね。
スギちゃんのアドリブは「気をつけて帰ってね」で、太川さんが「優しいね」と返していました。
スギちゃんも少しずつ慣れてきたようですが、なにより太川さんのフォローが素晴らしくて毎回感動です。

キスミーカンパニーは旅公演が続きますが、私の観劇は池袋公演までしばらくお預け。
初日から1週ごとに観ていましたが次は半月ほど間が空くので、どう変化しているか楽しみです。


↓↓↓一路さんのブログより↓↓↓
タカラヅカの絆を感じます。
私、ロイスのこの衣装が大好きなんですよね。色合いも好きだし、スリットやウェストのデザインも好きだし、帽子もかわいい。オープニングの一瞬しか観られないので写真で見られて嬉しいです。