みっちゃんのサヨナラ公演。
彼女によく似合う2作品だなぁ、と思いました。

みっちゃんて、私が宝塚を観始めた80年代の香りがするジェンヌさんって感じがします。
そのせいか、懐かしく優しい気分になりました。

お芝居は、波瀾万丈だし緊張感もあるし最期は悲しくもあるけど、やはり優しい空気が全体に流れていた印象。
薩摩弁が飛び交うから、幕末史に弱い人には判りにくいかな?とも感じましたが、私は大河ドラマありがとう!でした←八重の桜と花燃ゆで完璧(笑)

「諸外国に対しての日本国」という立場の紅さんと
「日本政府に対しての薩摩藩」という立場のみっちゃん
(役名で書けw)

どっちも判るし、判りあってるし、なのに対立するしかなくて……切ないね。
この私が珍しくぼろぼろ泣いちゃいましたよ……

例えるなら、世界平和のために命懸けで戦ったのに、宇宙人から地球を守るためには日本人はいらん!って言われるようなもんだよなぁ
(え?違う?)

たくさんの人物が出てくるけどそれぞれ魅力的に描かれていて、単純に敵味方というわけじゃない構図のなかで、各自の動機も納得できたし……うん、よく出来てる作品だと思いました。
サヨナラ公演が良作って羨ましいよね(小声)


ショーもプロローグから美しい。
初恋の場面がいかにも岡田先生らしいよなぁ。
(ジュテームの凧上げ少年、夏希さんにやらせたいって岡田先生言ってたなぁ)

紅さんがあまり目立たない、というかみっちゃんばかりなショーでしたが、サヨナラ公演ってそうよね、うん。
そうだったね、うん(^_^;)

と思ってたら、フィナーレのパレード直前に次期コンビの場面が。
ここに突っ込んでくるか!?
斬新だわ(笑)

出来杉くんなトップさんと三番手さんがいるから余計に「頑張れよー!!」って感じだけど、本当に頑張って!
紅さんらしい、明るく楽しい素敵な作品がめぐってきますように。

星組って昔から好きで、どちらかと言うと実力よりゴージャスさとハッタリと!ってイメージだったので(←褒めてます)
観終わってこんなふわふわ優しい気持ちになる星組さんて不思議(笑)

とても楽しかったです(*^^*)

卒業される方々とファンの皆様が、ラストデイまで無事に駆け抜けられることをお祈りしております。



公演デザート マロンッス(笑)