2日目も雨がちな空模様でした。

宿を出て、まずは平泉遺産文化センターへ。
気軽に行ったのですが、すごく良かったです!
入館料も駐車料も無料だし(寄付制なので出るときに入れてきました)資料室はコンパクトながらきれいで分かりやすい。
平泉観光の前に基礎知識を頭に入れるにはぴったり!オススメ!

展示室では特別展示をしていたのですが、当時の衣装や食事の模型があったり、義経が平泉に到着した時の宴の様子がジオラマで再現されていました。

こんな風に藤原秀衡には迎え入れられたのね……
逃避行の果てのつかの間の平和……あるじどの(涙)


次に向かったのは毛越寺(もうつうじ)の浄土庭園

この池の向こうにはかつて立派な建物があって、池の中には大きな橋が掛かっていたそうです。
義経や弁慶も絶対見たよね……


それから、義経ゆかりの場所を巡りました。

義経の終焉の地、高館に建つ義経堂(上)
義経の妻子の墓(左下)
弁慶の墓(右下)

高館(たかだち)からの眺め

たぶん義経が見ていた景色とあまり変わらないんじゃないかな。
900年前に想いを馳せるとなんだか切なくなってしまいました。


切なくなりつつ、ランチはわんこそばを食べて(笑)
最後は中尊寺へ。

特別公開中の秘佛 一字金輪佛頂尊も間近に拝見(写真NG)
秀衡公がすぐそばに置いて拝んでいたらしいので、私と同じような感じで義経も見上げていたのかもしれないなぁ、なんて思いました。

金色堂は美しかったです。
900年もの間、それぞれの時代の権力者に大切にされて来たからこそ、現代の私たちも目にすることが出来るんですよね。
見た目の綺羅びやかさよりも、その歴史的な事実が美しいなと思いました。

人間は愚かにも争ったり破壊したりするけど、一方では芸術や心を大切にすることも出来るはずなんです。
前者が減って後者が増える世の中でありますように。

中尊寺の参道には弁慶堂(写真右下)などたくさんのお堂があって、パパッと急いで見たつもりでも最後は駆け足のようになってしまいました。
見逃した場所もありそうなので、またいつか再訪したいと思います。


この日のお宿は、高速をぶっ飛ばして湯川温泉「山人(やまど)」さん。

近くに特に観たいところも無くて、泊まるためだけに選んだ宿でしたが……
さいっこう!!でした

部屋数が少ないから静かで、スタッフさんは感じが良くて、サービスも丁寧だけど過多ではなく、食事は美味しくて(ボリュームありすぎて食べきれず悔しかった)

貸し切りの露天風呂がもう最高!
(この写真は翌朝)

ちなみに部屋にも源泉かけ流しの半露天あり。

今まで泊まったたくさんの宿の中でも一、二を争うお気に入りになりました。
もっと近くにあればなぁ(^_^;)