浮気第二弾?(笑)
これまた特定の役者さんが目当てじゃないですけど。
強いて言えば演出の鈴木裕美さんかな←
初演はなにか夏希さんの公演と重なっててバタバタしてて見逃したんです。
だから再演にして私は初見でした。
久し振りの世田谷パブリックシアターに少々迷いながら(トラムと勘違い)到着。
ロビーではシェイクスピア作品のポスター展示をしていて、なかには蜷川さん演出のロミオとジュリエット(大沢&佐藤ver.)も。
ああこれ観たよね懐かしい~!と思ったら1998年なのね……18年前か( ̄▽ ̄;)
さて席は下手の端。
でも客席が半円形のためかよく見えました。
この劇場で何回か観てますが「観にくい」って思ったこと無い気がします。
いつか夏希さんの公演もここで観たいな、なんて思いました。
※ここからは少々ネタバレあり
2時間のサスペンスものを5人の出演者だけで演じるって、すごく大変なことだと思います。
でも、緊張感を途切れさせず観ることが出来ました。
まず役者さんそれぞれが上手くて、役柄にはまってたと思います。
しょこたんは「決められた動きをきちんとなぞっています!」って感じの動き方もあって初舞台のぎこちなさは多少ありましたけど、それがアンナの怯えや儚さと重なったし、逆に子供時代のギャップには笑わされました。
小西くんの生真面目さと端正な顔立ちが「長男」「弁護士」にあってたし(正面だけじゃなくて横顔がまた端正なのよねぇ)、上山くんはあまり暴力事件は起こしそうには見えなかったけど(革命は起こしそう……ってそれアンジョルラスのイメージ^_^;)アンナへの想いがひしひしと伝わってきました。
しょこたんアンナからは恋愛感情があまり見えなかったので(^_^;)このふたりがしっくり見えたのは上山くんの力でしょうね。
良知くん、すごく良かったです。
今までもちょこちょこ舞台で拝見してたけど、どちらかというとショー要素のある作品が多くて、こんなに良知くんの「芝居」をしっかり観たのは初めて。引き込まれました。
そしてイチロさん、さすがの存在感。
出番は少な目ですが、登場されるとぐんと舞台の重量感が増すような気がしました。
セットと照明、映像が素晴らしかった!!
私は、舞台で映像に頼る手法はあまり好きじゃないんですが、真っ白な部屋の全体に映る心理風景が芝居を邪魔せず、芝居を引き立てていたのが見事でした。
生の役者の動きと、その役者に重なりあうような本人の映像。あれどうなってるんだろう?
回り舞台や風で揺れる布の壁も、観る側に不安を感じさせて効果的。
モノトーンの世界にひとつだけ強烈な色を見せていた花瓶の赤いバラが気になってたんですが、その使われ方にも見事!と唸っちゃいました←そこに感心するシーンじゃないんだけど(^_^;)
最後に部屋を囲んだ壁が取り払われるのも、解放された心を象徴していて、でも周りが暗いのがまた現実の厳しさを見るようで心に残りました。
ストーリーの肝となる事件が、私がこの世で一番おぞましいと思っていることで(あとは戦争)、そこが個人的にはいただけなかったです。
商業演劇はあくまでもエンターテインメントのはずで、お金を払って不愉快な思いが残るのは嫌なのです。
それだけが残念でした。
これまた特定の役者さんが目当てじゃないですけど。
強いて言えば演出の鈴木裕美さんかな←
初演はなにか夏希さんの公演と重なっててバタバタしてて見逃したんです。
だから再演にして私は初見でした。
久し振りの世田谷パブリックシアターに少々迷いながら(トラムと勘違い)到着。
ロビーではシェイクスピア作品のポスター展示をしていて、なかには蜷川さん演出のロミオとジュリエット(大沢&佐藤ver.)も。
ああこれ観たよね懐かしい~!と思ったら1998年なのね……18年前か( ̄▽ ̄;)
さて席は下手の端。
でも客席が半円形のためかよく見えました。
この劇場で何回か観てますが「観にくい」って思ったこと無い気がします。
いつか夏希さんの公演もここで観たいな、なんて思いました。
※ここからは少々ネタバレあり
2時間のサスペンスものを5人の出演者だけで演じるって、すごく大変なことだと思います。
でも、緊張感を途切れさせず観ることが出来ました。
まず役者さんそれぞれが上手くて、役柄にはまってたと思います。
しょこたんは「決められた動きをきちんとなぞっています!」って感じの動き方もあって初舞台のぎこちなさは多少ありましたけど、それがアンナの怯えや儚さと重なったし、逆に子供時代のギャップには笑わされました。
小西くんの生真面目さと端正な顔立ちが「長男」「弁護士」にあってたし(正面だけじゃなくて横顔がまた端正なのよねぇ)、上山くんはあまり暴力事件は起こしそうには見えなかったけど(革命は起こしそう……ってそれアンジョルラスのイメージ^_^;)アンナへの想いがひしひしと伝わってきました。
しょこたんアンナからは恋愛感情があまり見えなかったので(^_^;)このふたりがしっくり見えたのは上山くんの力でしょうね。
良知くん、すごく良かったです。
今までもちょこちょこ舞台で拝見してたけど、どちらかというとショー要素のある作品が多くて、こんなに良知くんの「芝居」をしっかり観たのは初めて。引き込まれました。
そしてイチロさん、さすがの存在感。
出番は少な目ですが、登場されるとぐんと舞台の重量感が増すような気がしました。
セットと照明、映像が素晴らしかった!!
私は、舞台で映像に頼る手法はあまり好きじゃないんですが、真っ白な部屋の全体に映る心理風景が芝居を邪魔せず、芝居を引き立てていたのが見事でした。
生の役者の動きと、その役者に重なりあうような本人の映像。あれどうなってるんだろう?
回り舞台や風で揺れる布の壁も、観る側に不安を感じさせて効果的。
モノトーンの世界にひとつだけ強烈な色を見せていた花瓶の赤いバラが気になってたんですが、その使われ方にも見事!と唸っちゃいました←そこに感心するシーンじゃないんだけど(^_^;)
最後に部屋を囲んだ壁が取り払われるのも、解放された心を象徴していて、でも周りが暗いのがまた現実の厳しさを見るようで心に残りました。
ストーリーの肝となる事件が、私がこの世で一番おぞましいと思っていることで(あとは戦争)、そこが個人的にはいただけなかったです。
商業演劇はあくまでもエンターテインメントのはずで、お金を払って不愉快な思いが残るのは嫌なのです。
それだけが残念でした。