あー終わってしまった……
3公演なんて少なすぎます!!
(最初はACTで3公演なんて大変じゃない?とか思ってたくせに/笑)

想像以上に素晴らしい公演でした。

最初の「ねぇママン、男に生まれた方が良かった?それとも女の子に?」という夏希さんの声から一気にその世界観の虜にされました。
さすが、夏希さんを解っている(←判るではなく解る)オギーが創る作品。
マニアックさとストレートさが見事にミックスされていました。

ほんと、男でも女の子でも、魅力的な夏希さんは稀有な存在です。
悩む必要なんか無いよ!そのままでいいよ!

そう思わせるそばから揺らぎを感じさせたりして……そそられる!
その切なさも不安定さすらも魅力的。
たまりません!

忘れがたい退団公演「ロック・オン!」で馴染みの曲(Gold Finger、La Vida)をノンセクシャルに綴り(衣装は赤のビスチェにフリルだけど、眉間の皺は男役よね/笑)
懐かしさと新しさがクロスする。

さらにアジアの踊り子として高級士官たちを魅了した女スパイ、マタ・ハリをイメージしたベリーダンス風の踊り。
私の一番好きな場面でした。

筋肉美に惚れ惚れしました。
あの鍛え上げられた背中に夏希さんの生き様があらわれているようで、好きだなぁとしみじみ思いました。
踊りだけで空間を支配する。
やっぱりダンスは夏希さんの武器だよね。

続けてマーメイドラインのチャイナドレスに髪の花飾り。男性を手玉にしたりして、すっかり女性的に。
空ちゃん(「客家」のフォルモサ)が聴けたのが嬉しかったな。

一転、シンプルな衣装でゲストとのコラボレーション。
小松さんのバンドネオンでタンゴ。
義くんとは闇が広がる(閣下とルドルフ)&ディアボロ(ZORROプロローグ曲)でのダンス。
ビア姐とはBee&Roseふたたび。

男でも女の子でも、自由自在!!

ちなみに、義くんとの共演は私の夢のひとつだったわけですが。
義くん提案で「よっちゃん」「なっちゃん」関係になってたので、いずれ漫才を……ではなく本格的に共演してくれることを期待しております!(笑)

最後は黒燕尾でのミュージカルメドレー。
からの、ACTシアター思い出の「青春の終わりに」

初日はね、その懐かしさゆえに涙ぐんだんですが。
最後は「夏希さんがこうして舞台で生き続けてくれてること」が嬉しくて有り難くて泣きそうになりました。
だって夏希さんがいなければ、こうして私が幸せな気持ちに包まれることも無かったわけですから。

可愛くて明るくて美しくて男前で無邪気で気づかいさんで……
あらためて魅力的な人だなぁと思いました。

共演者の皆様も、本当に実力派で見応えありました。
私はやっぱりダンスが好きだしダンサーの3人は個性的で目移りして、たった3公演では見切れない。
目が4つ、いや10くらい欲しかった(笑)

小野田くんの歌もたくさん聞くことが出来て耳福でした。
個人的には優しい視線も頂いちゃったりしてキュンキュンしました。
お誕生日おめでとうございました!!

夏希さんの魅力を美しく楽しく、なにより品良く引き出してくれる荻田先生。
素敵な共演者、ゲストの皆様。

また、ご一緒の舞台が観てみたいです。

あー幸せな2日間だった……