ちらしを見て気になってはいましたが、絶対行くぞー!という程では無かった作品。
ところが19日のDADで会った演劇に詳しい友人(←水友さんに非ズ)が「これは行くでしょ」と言うので「じゃあ私も同じ日に観るわ」と急遽観に行ってきました(笑)
想像してたものとは違いましたが、なかなか面白かったです。
観る前に勝手に想像してたのは宮沢賢治の童話がもっと出てくると思っていたのですが、それは装飾的な程度で、芯は賢治その人自身の生き方のお話でした。
彼自身のことは全然知らなかったので、へえっと思うことが沢山ありました。
正直、好きだとか共感できるとかいう人物像じゃないかな(笑)
お坊ちゃん育ちゆえの甘い考えや現実離れしたとこにはイラッてするし(^-^;
大人になりきれないとこにはムカッてするし(^-^;
ただそれは、自分が既に失ってしまったピュアさを持ち続けた彼に対する嫉妬心かもしれない。
私はそれこそ「みつびし」側の人間だしね(笑)←賢治の理想と対立する象徴のひとつ
そのピュアさにイラッとしながらも、それがいじらしくもあり、現実社会に対してその理想が報われない様子を見て切なくなったりもしました。
賢治をとりまく人々も個性的で、それぞれに理想や主義や矛盾があって。
希望があって。
群像劇としても面白かったです。
東北出身の宮沢賢治。
彼自身は裕福な家の出らしいですが、地元の百姓や猟師の厳しい生活が彼の理想郷思想に影響を与えたみたいですね。
あとは宗教、日蓮宗。
ただ、私はルーツが神道だし関西だし農家を営む親戚もいないのでピンと来ないというか、ぼやっとした感覚でしか捉えられませんでした。
たとえば劇団鹿殺しを観るときは逆に、劇団のルーツが関西のためによく判るし、それこそ肌感覚で観てる時もあって…
同じ演劇作品でも、観客それぞれの生きてきた背景ってかなり影響するものだなぁとあらためて思いましたし、それも含めて観劇って面白いなぁと思いますね。
出演者は皆さん上手で、ミュージカルの時とはまた違う芳雄くんの役者っぷりも素晴らしかったし。
三菱商事社員役の方や父親役の方の、長台詞がまたスゴかったです。
台詞って抑揚が無いと飽きるし、聞いてて内容が頭に入らない。上手い人でも長台詞だとその抑揚が単調になりがちなのに、これが本当に見事に操ってて感動しました。
いい戯曲にいい役者…良いもの見せて頂きました!
Android携帯からの投稿
ところが19日のDADで会った演劇に詳しい友人(←水友さんに非ズ)が「これは行くでしょ」と言うので「じゃあ私も同じ日に観るわ」と急遽観に行ってきました(笑)
想像してたものとは違いましたが、なかなか面白かったです。
観る前に勝手に想像してたのは宮沢賢治の童話がもっと出てくると思っていたのですが、それは装飾的な程度で、芯は賢治その人自身の生き方のお話でした。
彼自身のことは全然知らなかったので、へえっと思うことが沢山ありました。
正直、好きだとか共感できるとかいう人物像じゃないかな(笑)
お坊ちゃん育ちゆえの甘い考えや現実離れしたとこにはイラッてするし(^-^;
大人になりきれないとこにはムカッてするし(^-^;
ただそれは、自分が既に失ってしまったピュアさを持ち続けた彼に対する嫉妬心かもしれない。
私はそれこそ「みつびし」側の人間だしね(笑)←賢治の理想と対立する象徴のひとつ
そのピュアさにイラッとしながらも、それがいじらしくもあり、現実社会に対してその理想が報われない様子を見て切なくなったりもしました。
賢治をとりまく人々も個性的で、それぞれに理想や主義や矛盾があって。
希望があって。
群像劇としても面白かったです。
東北出身の宮沢賢治。
彼自身は裕福な家の出らしいですが、地元の百姓や猟師の厳しい生活が彼の理想郷思想に影響を与えたみたいですね。
あとは宗教、日蓮宗。
ただ、私はルーツが神道だし関西だし農家を営む親戚もいないのでピンと来ないというか、ぼやっとした感覚でしか捉えられませんでした。
たとえば劇団鹿殺しを観るときは逆に、劇団のルーツが関西のためによく判るし、それこそ肌感覚で観てる時もあって…
同じ演劇作品でも、観客それぞれの生きてきた背景ってかなり影響するものだなぁとあらためて思いましたし、それも含めて観劇って面白いなぁと思いますね。
出演者は皆さん上手で、ミュージカルの時とはまた違う芳雄くんの役者っぷりも素晴らしかったし。
三菱商事社員役の方や父親役の方の、長台詞がまたスゴかったです。
台詞って抑揚が無いと飽きるし、聞いてて内容が頭に入らない。上手い人でも長台詞だとその抑揚が単調になりがちなのに、これが本当に見事に操ってて感動しました。
いい戯曲にいい役者…良いもの見せて頂きました!
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