※ご注意※
夏希さんのことは出てきません。SPゲストメインです、ごめんなさい。
(記事カテゴリーも「宝塚」にしました^-^;)

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「冥途のみやげ!!」

…とTwitterで叫んでいる方がいらっしゃいました(笑)
まさにネッシーさんトップ時代の星ファンとしては、そんな夢のような公演でした。

ネッシーさんこと日向薫さんと、シメさんこと紫苑ゆうさん。
このふたりがSPゲストなのはDAD東京大阪両方合わせてもこの回だけ。

客席には休演日の花組トップコンビさんたち現役生徒もいらっしゃいましたが、個人的には当時の星組メンバーがいっぱいだったと聞いて胸熱です。
私が気付いたのはようちゃん(燁明さん)くらいだったのですが、シギちゃん(毬藻えりさん←ネッシーさんの相手役さん)もやしちゃん(鞠村奈緒さん)こけしちゃん(花愛望都さん)きょうちゃん(三城礼さん)もいらしたとか!

こけしちゃんのブログ

そして元星組ファンもいっぱい集っておりました。
私もネッシーさんとこのお姉様方にお声をかけて頂いたりしてました(*^^*)

ゲストコラボのシーンで「ディガディガドゥ」を使うと知った時から思ってたんですが、これって「ゲストに歌って欲しい曲募集」の時にやたらリクエストが多かったんじゃないかしら?
“ネッシーさんとシメさんでディガディガ歌って!”って要望が←私もしたけど(笑)
他のゲストのファンの方はたぶん、その方個人に歌って欲しい曲をリクエストすると思うんですけどね、このふたりのファンはコンビでの歌をリクエストしたと思うの。

いずれにしてもネッシーさんとシメさんで20ン年振りにディガディガを聞けるとは…
神様、オギー様!ありがとう!!!!!
天国の小原先生ありがとう!

「ロットー!」「アーサー!」って役名で声掛け合って、振付もね当時の公演のままで(感涙)
でも歌い出しを忘れかけちゃうとか、歌詞を間違えちゃうとかがネッシーさんらしくて(笑)
それをくしゃくしゃの笑顔でツッコミ入れるとこがまたシメさんらしくて(爆)

あーーーーいいもん観た!


終演後のトークショーはネッシーさん、シメさん、まりこちゃん(麻路さきさん)、ノルくん(稔幸さん)、わたくん(湖月わたるさん)というネッシーさん時代の星組にいた元トップ5人。

ネッシーさんが「そうなのよねぇ、幕間のアナウンスで“元トップスターの皆さん”って言われてて、みんなトップなのねぇ、すごいよねぇ」と、おっとり言うもんだから笑ってしまいました。
ネッシーさんにとっては今でも頼りになる2番手さんと可愛い下級生たち…というイメージなんだろうな。


「紫禁城の落日」思い出話。
司会の竹内さんが「1992年の…」と作品紹介するのに、ネッシーさん「にじゅう…1、2年前?」
すかさず隣のシメさん「それ言っちゃだめ!」とばかりに口に人差し指立てて「しーっ」(笑)
「あ、そうか」と笑うネッシーさん(*^^*)

ネッシーさんは当時の思い出として「宝塚が初めて昭和史を上演したので、妨害とかあったらどうしようと心配した」そうです。
へえぇ、あの頃ってそんな時代だったのかぁ←当時は学生で全然そんな意識なかった人(^^;

シメさんは「ずっとネッシーさんとは敵対する役だったけど最後にやっと弟役で…」と言ってました。
シメ「ネッシーさん、最後に銀橋で一筋だけ涙を流すんですよ。素敵でしたv」
ネッシー「(嬉しそうに)あげてあげて!(笑)」

まりこちゃんは「そういえば、あの時もピアノ弾いて今回も弾いてるわ私。ありがとうございます」とぺこり。
ネッシーさんやシメさんとはあまり絡まない役で、最後のシーンも泣いてはいけない役だったのでぐっと堪えてた、と思い出話をしてくれました。

ノルくんはなんと本役を覚えていなかった!(爆)
それより新人公演でネッシーさんの役をした印象が強いそうです。
背の高いネッシーさんの衣装をノルくんが着ると、一番綺麗な裾の模様が見えなくなっちゃうので、それをお衣装部さんが工夫して直してくれた…という思い出(笑)
ノル「ネッシーさんに、最後に銀橋で一筋涙を流すのよっ!てご指導して頂きました」

シメ「え?あれは自然に流れたんや無くて計算やったんですか?」
ネッシー「七三で落とすのよっ!(笑)」

そしてこのトークの間ずっと、大きな体をちっちゃくしていた最下級生わたくん(^^)
「子役だったんですよー」と、当時の役を嬉しそうに再現していました。
(ネッシーさんの横で銀橋を渡ってたお小姓さんのひとりがわたくんだったのね!そうか、そうだった!)


DADのゲスト出演について。
ネッシーさんが「もうすごい!先輩達が本当にすごい!!」って興奮状態で話してて(←ゲネの時に観ていたみたいです)
シメさんも「学年が上の方ほどそうなんです、すごい!濃い!!わたしはそれを、その濃さが…(今の現役生に)欲しいっっ!」てコブシ握って力説してました。

私自身はあまり濃すぎる芸風は苦手なんですけどね(笑)
それでもシメさんが言うこと判る気がしました。
この「濃さ」っていうのは「ねっとりした感じ」とかじゃなくて、たぶん作品に対する、そして客席に対する「熱さ」が感じられるような舞台人になって欲しいってことだと思う。

流行り廃りの変化が速い今、生き残るには時代に沿うことも必要だとも思うし、アイドルだって「高嶺の花」じゃなくて「ネクストドア的な女の子」がウケているわけで、宝塚もそういうキャラも必要なのだとも思います。
だけど、やっぱり小手先だけで器用にやってお茶を濁すような人には観ていて魅力を感じないから。

生徒さんの意識もそうだけど、なにより劇団が「綺麗なだけ」とか「目先の利益」で判断しないで、ちゃんと魅力的な舞台人を作っていって欲しい。
生徒さんたちがそう思える環境、モチベーションをkeepできる環境を用意してあげて欲しいなぁ~と思う次第であります!!←なぜか演説調(笑)


トークショーの間ずっとあったかい空気が流れてる気がしました。

ネッシーさんが「さっきのね、ディガディガドゥ。変な振りしてしてたのは当時のね…」と言いかけると、シメさんが「変な振りって言ったらダメです!」って素早くツッコミ入れて。
ふたりで顔見合せて人差指立てて「しーーーーっ!」とか(笑)←客席爆笑

わたくんに回答を任せる上級生の面々→心臓のあたりを押さえながら一生懸命回答するわたくんという図とか(笑)

それを見ながら、あははと朗らかに笑うネッシーさん、にやりと微笑むシメさん、ニコニコなまりこちゃん、下向いてクククッと肩を震わせてるノルくん。
ホント当時のままバラバラで個性的なんだけど、でもしっくり来る雰囲気なんだよなぁ。
当時を私が知っているからなのかな。
先日のオスカルトークショーよりも家族的な感じがしました。


3連休後に追加で休むなんて無理しましたが(おかげで今日は台風の中を這ってでも出勤することに(^-^;)
本当に楽しかったー!!
すっかり青春時代に戻ってしまったひとときでした。
宝塚ってすごいね!←いまさら?