初日(9/14 18:30)、中日(9/15 13:00)、千秋楽(9/15 17:00)を観てきました。

って全部やん!!(笑)

2日間で3公演観たので記憶がごちゃまぜです。
故にごちゃまぜレポ&感想ですが、ご了承ください。


開演前、ステラボールに緞帳は無いので舞台セットが見えています。
中央には3段の階段が付いた薄緑色(水色?)のドアがひとつ。
重厚なゴシック調の模様が描かれたドアです。
天井からは4つのドアが吊り下がっています。こちらは1つずつデザインが違いますが、やはり古めかしい感じでヒエログラフか何かが刻まれているものも。
薄暗い照明と、低く流れる妖しいBGM。
中世の怪奇映画風とでもいいますか(^^;
(耕ちゃんいわくダーク・ファンタジー)
連想したのは「7DOORS」・・・同じDOORですしね(笑)

Openingはドラマチックな音楽から。
黒の軍服調の衣装を着たメンズ(上手から耕ちゃん、下手から三井さん)がシルエットで踊りながら現れ、さらにふたつのドア(中央に置かれたものとよく似たドア)が上下の袖からすべるように出てきてセンターでクロス。
すれ違ったドアのその向こうに夏希さん登場!
きついウェーブのかかった髪を軽く後ろでまとめて、赤いサテン地のシャツと黒+レース地のパンツ。腰から裾が広がったデザインの白金のジャケット。
女とも男ともつかない中性的な雰囲気です。

ドアの背後から現れた男女4人を従えて最初から激しいダンス。
出演者ひとりひとりのソロダンスもあって一気にテンションがあがります。
プログラムには『意識の底へ』とありました。

続けて夏希さんの歌+4人のダンス。
ちなみに出演者全員ヘッドマイク(夏希さんは黒、他の4人は白のマイク)を付けています。
「舞い降りた天使よ、白い翼ひろげ、ここから連れ出して」という歌詞が何度も繰り返されるここは『期待』とタイトルが付いているシーン。

『試練』
目の前にあるドアを開けようとする夏希さん。
しかし、危険を告げるような音が響き、仮面をつけた者たちが現れてその行く手を阻みます。
抵抗の末にやっとドアがひとつ開く(←中心が抜けて一瞬のうちに枠だけになる仕掛け!)けれど、またその向こうから仮面の女性が纏わりついてくる…
ジャケットをするりと脱がされ赤いシャツ姿になった夏希さんが翻弄されるシーン。

最後のドアをひとつ残し、仮面をつけた男女が去っていく。
歌う夏希さんの声が途中から男性の声に…
背後から仮面を付けた耕ちゃん(←夏希さんと似た赤いシャツ姿)が現れます。
鏡に映ったような対象のダンス、歌や仮面を入れ替えて人間の二面性を表現するようなシーンのタイトルは『同化』
歌は椎名林檎さんの「凡才肌」です。
以前から林檎さんの歌が好きだって言ってた夏希さんですけど、この曲を選択した理由を聞いてみたいですね。(歌詞検索してみてください、なかなか意味深?)

『Beyond the Door』
ショーのタイトルが付いたシーン。
耕ちゃんが優しい笑顔で去っていき、ひとり舞台に残って歌い上げる夏希さん。
「自分の内なる声に気付いて、自分を信じて、勇気を持って扉を開けよう」というような内容の歌詞は、夏希さんが作ったのだとよく判るものでした。
正直で一生懸命、真面目で一本気、プライドが高くて少し臆病で…でも覚悟を決めて前に踏み出す強さがある人。
最後は力強くドアを開けた夏希さんのシルエットでショーの前半が終わります。


後半はまた後ほど。