急に観ることが決まったので、まーったく予習せずに観に行ってしまいました(笑)

ちょうど大阪の友人がマチネを観に来ていたので、彼女の終演後に落ち合ってお茶しながら簡単に情報を仕入れることに。
(あ、ビールを飲むのはお茶とは言いませんかね。え?昼から飲んでたの?ええそれが何か?←)

私「ねぇ、今回は原作のどこからどこまでなの?」
友「アスターテから始まって遡るから、1巻から2巻くらいだよ」
私「え!?銀英伝って舞台になるのもう5回目とか6回目じゃなかったっけ?」

てっきり最初の舞台から順に続き物で上演されていると思ってたんですが、友人によると毎回原作の1、2巻あたりを色んな切り口でやっているらしい。
そうだったんだ。
原作は読んでるのでそれ以上の情報は必要無くなり、水ちゃんの話やら(彼女は水友では無いのですが^^;)ジャニの話やらで盛り上がること約1時間半。
大阪に帰る彼女とバイバイと別れて劇場へ。


下手ブロックでしたが通路横のとっても観やすい席でした。
イケメン出演者のファンらしき可愛い女子たちがいるかと思えば、熟年夫婦や子供連れ、業界人っぽい人たち・・・面白い客席だったなぁ。

あ、ロビーに姫のBeyond the Doorのポスターが貼ってあってちょっとビックリした。
しかもその隣が真風くんのポスターで、向いている方向がシンクロしてて微妙にウケた(笑)


で、前振り長くてすみません、本題の芝居ですが。

本編1、2巻あたりというより外伝からの話でしたね。
うーんとね、原作が好きだから観れたけど、作品としてはどうなんでしょうねぇ?
面白くないわけじゃないんだけど、なんらかのメッセージ性は無いよねぇ~という感想。

あえていうなら『男同士の友情=持つべきものは友達!』ってことなのかな。
それと『執着は身を滅ぼす』ってことか?(^^;

主演クラスの人たちはキャラに合ってましたね。
特にキルヒアイス役の人とヤン役の人がイメージに合ってたなぁ。
(すみません役者さんの名前出てきません)

あとね、落ち着いてるなぁ~と思った。
なんかこう若者というのはエネルギー発散型だ!ってイメージがあったのですよ。(そういう舞台ばっかり観ているせいか?^^;)
みんな若いのにじっくりと「溜め」の演技が出来るのが凄いなぁ~と思いました。

オジサンたちの演技が脇を固めているのが印象に残りました。
岸くんの演じる偏執的な憲兵さん、原作とはイメージ違ったんだけど(もっと小男のイメージだったの)いつもより声を高めにしていて、なかなか面白い役でした。
最近本当に色んな役をやってくれて楽しいなぁ

となみちゃんを舞台で観るのは卒業以来初めて(←OGチャリティーで水ちゃんの隣でキャイキャイしていたのは除いて/笑)でしたが、相変わらずの美しさと品の良さ。
ほんとアンネローゼ役にぴったりです。
(階段上っていくところで「王妃さまー!」と思ったのは私くらいかな^^;)

あとベーネミュンデ夫人役の広田さんがすごい良かったなぁ。
高慢で愚かなんだけど、そのなかに「皇帝に見染められた頃はおとなしい少女だった」っていう原作設定を感じる女性というか。
死の直前まで皇帝を求める様子がいじらしくて、哀れでね。


2時間半はちょっと長めに感じたけど(殺陣が多すぎた?)それでも飽きずに楽しんで観れました。

ただなぁ、場面転換は上手いと思ったけど、あまりにも映像を使い過ぎなのは頂けなかったな。
「私は映画を観に来たんじゃないのよ~」と何度か思いましたよ(^^;

最近の私の舞台感想、なんかこれ(映像使用に対する不満)ばっかりねぇ。
こんなんじゃ時代に取り残されちゃうかしら?とほほ。