ブログではご無沙汰しております。
元気でーす!
母と旅行したり(楽しかったけど疲れた)ダンスレッスンに行ったり(楽しいけどへとへと)女子会したり(楽しいけど酔っぱらい←)していました
TATTOO14の初日もいよいよ迫ってきましたねっ
昨日はひと足早く(?)シアタークリエに行ってきました。
渋谷のWOWOWスタジオに心を残しつつ(^^;
が、芝居が始まったら渋谷はすっ飛びました。
原作はドストエフスキーの「罪と罰」
それを野田秀樹さんが「贋作・罪と罰」として戯曲化したものを、さらに謝珠栄さんがミュージカル化した作品。
私は不勉強なことに原作を読んだことがありません。
でも例の(←)カラマーゾフの作者です。
衝動です!過剰です!
それに、さらに野田さんが加わるんです。
異常です!狂気です!
そういうの大好きです(笑)
面白かったです。
といっても決して喜劇じゃなくて、むしろ悲劇に近いのですが。
観終わって色々と考えてぐるぐる思うこともあります。
主人公の英(コムちゃん)は、自分が天才だと思っていて「凡人には出来ないこと=殺人をやり遂げる」はずが、凡人と変わらぬ自己保身の行動を取ってしまう。
逆に凡人代表としか思えない英の父親(岸くん)は、おのれのために同じこと(殺人)をする。
本人がどういう考えにあろうと行動は同じなわけですよね。
狂気におちいっているように見える溜水と、飄々とした才谷も根本的には同じようにも見えるし←比較対象:口だけの男たち
尊王攘夷に燃える志士たちと、江戸幕府に仕えることを名誉と信じる英の両親たち
ええじゃないかと踊り狂う人々
人間はそういう紙一重のところを生きているんだろうなぁ
ラストシーン。
罪を犯した者はやはり何らかの因果応報を受ける、普通に幸せにはなれないのだという展開はよくありますが、私はそういうのは嫌いじゃないです。
(「三銃士」のミレディについては、無理やりそういう展開にした感じがして納得できかねましたが)
切ないけど、もやもやはしない終わり方でした。
アクロバティックな男性アンサンブルの皆さま。
さすがTSでございました。
中でも歌にダンスに大活躍の照井さんと渡辺大輔くん!
(ツァイテルの旦那と、空祥の旦那だ/笑)
まず大ちゃんが大きくなったなぁ~とびっくりしました。
羅(客家)のときはまだ幼さの残る青年ってイメージだったのが、すっかり猛々しい志士が似合うようになってて存在感がすごかったなぁ
ちょっときゅんってした(笑)
いつかTSでメインの役もやって欲しいものです。
てりーさんもカーテンコールだけはモーテルみたいな優しい笑顔でしたけど、芝居の最中は淡路島のバヤンを思い出すような男らしさでドキドキしました。
頭ちっさくてスタイル良くて背が高くて、本当に素敵だわ。
モーテルさんも好きだったけど、今回のでさらに他の役が観たくなってしまった。
圭吾くんは・・・うん、安定の気持ち悪い役でした(こら)
いや実際にこういう役の圭吾くんが大好きなので、むしろ天祥兄上の方が珍しかったので(こちらも好きですけど)大歓迎でした。
ダンスが無かったのが寂しかったな。
片目なのと狂気がかった役だったのでついロシュフォールを思い出しました(笑)
三銃士つながりポルトス・・・ちゃう、英のお父さん役は岸くん。
やっぱり歌声がだんぜん素敵!だんぜん好き!
決してかっこいい役でも良い役でも無いけれど、こういうのが出来るようになったことがファンとしてはすごく嬉しいなぁ。
赤い旗を振ってるところはアンジョルラス思い出した。髭面アンジョキタナイヨ(^^;
アラミス・・・だからちゃうって、才谷役のカズさん。
飄々としていながら、懐が広くて思慮深くて・・・お人柄かなぁ
ブログのイメージそのままでした←人間になれて良かった(笑)
コムちゃんを観たのはエリザ以来かなぁ。
可愛くて凛々しくて、危うい感じがすごく良かった。
エリザよりも好き。男役よりも好きだな。
すっごく精神的にも体力的にも大変な役だと思うけど、カーテンコールも元気いっぱい飛び出してきてウサギさんみたいに可愛かった。
うん、やっぱTSって好きだわ。
また是非とも水ちゃんにも出演して欲しいなぁ~