終演後にトークショーがありました。

マジーこと真島さんのMCで、三姉妹が質問に答える形式。
下手側から、マジー、姫、千弘ちゃん、きっかちゃんの順番で着席。
衣装はカーテンコールのままでした。


まずは姫への質問。
【結婚式の場面で鳳さんにベールを直してもらっていますが、そのとき何を話しているのですか?】

姫「そうですね、日によって違うんですけど…綺麗よvとか…(〃▽〃)」←照れる長女

マジーによると、お稽古場からママと長女には宝塚出身ならではのつながりを感じていたそうです。

姫「ツレさんはお稽古が始まる前から、出演が決まった時から『大丈夫、ぜんぶ私が守ってあげるから』って言ってくださって…甘えてぶつかってます」
真「ぶつかってるの?」
姫「はいもう思い切って(笑)」←体当たりする真似

結婚式のシーンでは新郎新婦とパパママが奥のテーブルに着きますが、その際にもテーブル上のボトルで長女の顔が隠れないようにママが調整してくださったとか。
ママ!素敵だわママ!


次は千弘ちゃんへの質問。
【もしイェンテさんみたいな仲人さんがいたら、どんな人を連れてきて欲しいですか?】

これには、千弘ちゃん本人というよりホーデルとして答えていました。
マジーが千弘ちゃん自身の男性の好みを聞き出そうとしましたが、どうやらそれはNGなのかな?あいまいにされちゃいました(笑)


そして、きっかちゃんへの質問。
【テヴィエさんやゴールデさんみたいな両親はどうですか?】

「そうですねぇ…いいと思います!」と、ここからきっかちゃんワールドが炸裂したんですが割愛します(笑)
文字にすると誤解を生みそうだし(^^;
フォローに入る千弘ちゃん「きっと、シャイなご両親なんでしょうね」


ふたたび姫への質問。
【モーテルと結婚しようと思ったきっかけは何だったんですか?】

最初ちょっとだけ考えるような表情をした姫でしたが、すぐにスラスラと答えていました。
ツァイテルにとってモーテルは幼馴染でいつも一緒にいるのが当たり前の存在だったので、特にきっかけは無かったそうです。

姫「パワーバランスだと思います」

つまり互いに押すところと引くところの相性が良かったんじゃないかな、ということ。
“パワーバランス”っていうのが姫らしい言葉の選択だなぁ~と思いました。

真「私生活ではそういうことは?」
姫「ん?期待していますよ、もう女子ですからっ(笑)」

こういう質問にも慣れてきたなぁって感じでサラリと言ってのける姫(*^▽^*)

真「そうだよね、宝塚ではね…」
姫「2年半前までは男でしたけど(爆)」

ここで私の隣席の年配のおばさまが「へえ、男役だったの?」と驚いてらっしゃいました。
私たちはどうしても男役時代の雰囲気を嗅ぎ取ってしまうことがありますけど、まったく知らない人から見ればなんの違和感もない「女優さん」なんですよね(^^)
7DOORSを観に連れて行った友人も宝塚出身とは知っていたけど「ええ?娘役さんなんだと思った」と言ってましたしv

真「タカラヅカ時代に女役をしたことは無いの?」
姫「んーと、ありますよ。あれです、和物で…おすべらかしに十二単で、源氏物語の明石の上」

と、宝塚の話題が出たところで、マジーが趣味に走りだします(笑)

真「ぼくね、水さんにオスカルの声で台詞言って欲しいんだよね」
姫「ええ!?でも、この格好だしイメージが…」←笑いながら頭の三角巾をさわる長女

真「というのも、昨日ね、千弘ちゃんが観に行ったんだよね」
千「はい、そうなんです。初めてベルサイユのばらを観に行ったんですけど、アナテフカとの違いに夢ではないかと…(^^;」
真「(客席に)ねぇ、水さんのオスカル聞きたいですよねぇ」

姫への直接交渉が無理そうなので、客を味方にしようとするマジー!(爆)
客席拍手!←隣席のおばさまも拍手してた。オスカルのネームバリューすごいわ(^^;

姫「でも…この恰好じゃあ…ねぇ」←手元の三つ編みをくるくるもてあそぶ長女←可愛い
真「そしたらぼく、ブロンドの~かみ~ひるがえし~♪」

おいおいマジー!
歌いだしたよ!!

真「あおいひとーみの~そのすがた♪」

真&姫「「ペガサスのつばーさにもにて、わがこころふる~わす♪」」

苦笑しながらも一緒に歌ってあげる三つ編み&三角巾のオスカルさん(^^)
男性(一応ね←)の声に途中から合わせるかたちになったので、かなり高い声で歌ってましたが綺麗な歌声でした(^^)

満足そうなマジー。
あ、でもこれアンドレの歌だよね。
マジーってば水カル相手にアンドレしたかったのかしらん?(笑)


質問にもどって千弘ちゃんへ。
【パーチックを好きになったのはいつですか?】

「あまり詳しく描かれてはいないので、自分の中での設定としては…」と話しだしてくれた千弘ちゃん。
安息日の初対面の時にはもう気になる存在だったそうです。
そして「口の達者なお嬢さんだ」と言うパーチックも、同じようにその時点でホーデルを気にしてるんじゃないかと思う、とのこと。
千「さっき水さんが仰ったパワーバランスだと思います。ホーデルとパーチックも」

マジーいわく、稽古の初期はそのバランスがうまくいっていなかったようです。
千弘ちゃんは外見と違って男っぽいところがあるらしく、さらに自由くんより実年齢が年上ということもあってダンスでリードしてしまったりしていたそう(笑)

千「歴代のなかで初めてらしいです。パーチックよりホーデルの方が(役者の実年齢が)年上なのって」
真「そうなの!?ずっと出てるけど知らなかった」
千「入野くんも気を使ってたんだと思います」

そんなパーチックとホーデルだったけれど、ダンスした後にふたりで見つめあいながらくるくる回るところの雰囲気が、お稽古しているうちにどんどん良くなった…とマジー。
ちなみに私はそのシーンを観るとついネロさんとセリアを思い出します←すみません


こうして千弘ちゃんとマジーが話している間、順番に左右をちゃんと見て話を聞いている長女。
一方、どっか違う世界に行っちゃってるような三女(^^;

真「ゆうちゃん、もうひとつ行くよ!」
き「!!…はいっ」

【長女と次女のふたりに初めて会った時の印象は?】

き「印象ですか?三文字であらわすとぉー」
姫「三文字なの!?」←爆笑

き「こわい」

え!?

客席(き、きっかちゃん、大先輩たちに向かって大丈夫なのそれ?)←な感じのざわめき(笑)

き「んーっと強いってイメージがあるからぁ、黒って感じ」
姫「そ、それは私が?ふたりとも?」←おそるおそる
き「ふたりとも」←あっけらかん
姫「そうなんだv」

怖いと言われたことなど忘れて“ちぃちゃんと一緒”ということで口角が上がる姫←(笑)

真「でもほら、お姉さんたち色々と教えてくれたでしょ?」とマジーが助け船を出したのですが…

き「はい、指導されました」

指導って!なんか怖いイメージのままなんですけど(^^;
きっかちゃんって言葉を選ぶのが少し苦手なんでしょうね、ここで本人も気づいたようで

き「あ、いえ、私が出来ないからなんで。教えてもらって…」
千「今はもう怖くなくなった?何色になった?」
き「はい、今は…黄色!」
千「黄色!?」
き「はい、黄色とか…オレンジとか」

えっと、それって…

姫「それってこの色見て言ったんじゃないよね?」←自分の三角巾を触りながら

ホーデルの三角巾=黄色
ツァイテルの三角巾=赤に近いオレンジ色

き「……」

やっぱりか!
客席爆笑!

そんなきっかちゃんは、怖い黒い→黄色オレンジなお姉ちゃんたちよりも四女五女と一緒にいることが多いそうです。
というか、四女五女に出番からなにから頼りきりだそうです(^^;
大阪の楽まで頑張ってね!



最後に一言ずつとかあるかな~?と思ったのですが、時間が来たので…とあっさり終わってしまいました。
でも姫は楽しまれたようで、出待ちのときもとてもご機嫌でした。






(そうそう、出待ちのことはあまり書かない私ですが、覚書き程度に。
今回は毎日マニッシュな格好です。客家の時はスカートが多かったのに、すっかり男役時代に戻ったような服装をされてます。
空ちゃんは男勝りの役だったけど、今回は本当に可愛い女子の役なので反動なのかしら?)