フラメンコベースである。


いやフラメンコベースという言葉が

あるのか知らないが、

購入したバンドスコアに、

青い炎のベースソロで

フラメンコギターのように弾くと

書いてあったからである。


カシオペアからJIMSAKUの二人が

抜けて、ベースにナルチョこと鳴瀬氏と

ドラムに日山氏が加入した。

The Partyは新生カシオペア第1弾の

アルバムである。


それまでの櫻井ベースと比べると

ナルチョベースは斬新だった。

ベースをジャカジャカ弾くし、弦を

引っ叩くし、ディストーションかけるし、

アームでぎゅいんぎゅいんするし、

アカッパチは副弦付きだし。

うるさくてごめんねである。


ファンの間でも賛否両論だったようだ。

櫻井時代を懐かしむ声も多い。

しかし、自分はそんなに嫌いではない。

アンサンブルの中ではタイトな

リズムを刻むし、ノリもいい。

たまに前に出てきて大騒ぎしても

いいじゃん、である。

ライブでの客席乱入はお約束である。


青い炎でのベースはご挨拶代わりだ。


我がバンドでこの曲をコピーした。

キーボードソロの後にベースの短いソロが

あるが、ライトハンドに弦叩きなど

コピーするには難しいベースだ。

我がバンドのベーシストがライブの時

ソロの途中でパニくってしまったのは

いい想い出だ。