Give me five
野球の試合で選手がホームランを打ち、塁を周ってダグアウト(ベンチ)に戻るときに、他の選手が迎えに出てきて両腕をあげて手をぽんと叩き合う。
そうだ、お馴染みの光景となったハイタッチ。
これは英語でHigh fiveと言う。
この場合のfiveはもちろん、五本の指を表す。
High five という言い方は70年代に、NBAバスケットボールの名選手Kareem Abdul-Jabbarがやったところから、あっという間に広まったと言う説があるが、行為そのもののルーツはもっと前からあった。
60年代の後半あたりから、一部の若い黒人の間に“Give me five”や“Give me some skin”という握手に変わる挨拶の仕方があった。
握手というのは“The Establishment”(既成の支配体制)つまりアメリカの“白人社会”のやりかただ。
それより、片手の手の平を出し相手が上からぽんと叩いたほうが、見た目がクールで、交わした人の間で連帯感が共有できた。
徐々に黒人や白人を問わず、ほぼ全国の若者の間に広まった。
握手と違って仲間であるという意識がある。
スポーツなどで、シュートを決めたときとか、いいプレーをした同じチームのメンバーに、そのプレーを讃え、団結を訴えることに使われるようになった。
今では挨拶を交わすときに、わざわざ“Give me five”と言ってやる人は少なくなったようだが、High fiveはスポーツなど成功を祝うときによく動詞で使う言い方でもある。







